痛ましい事件である。千葉県市川市で70歳の男性が92歳になる母親をご先祖のお墓のある霊園で首を絞め殺し、自分もかみそりで手首をきったが、死にきれず警察に殺人容疑で逮捕された。母親の認知症の介護に疲れ果てた上でのことだったという。老老介護の悲劇だが、なんとかならなかったのだろうかー。
92歳といえば、大正一桁生まれで、戦中、戦後の日本のあの一番苦しい時代を生き抜いて来た世代である。70歳の息子も、なにも食べるものが無かった食糧難の時代に少年時代を送った世代だ。同じ時代を体験している僕らだけに、本当に心から同情する。
この一家について深い事情は知らない。多分一家に介護できる親族がいたため特別養護老人施設への入居は順番待ちで入居出来なかったのかもしれない。日本全国には入居したくても公共の安い老人施設に入れない待機老人が30万人いるといわれ、とくに大都会周辺では、その数が多いという。
たまたま90歳になる僕の先輩の一人が同じ市川の有料老人施設に入っている。時々手紙を頂戴するが、文面はしっかりなさっているようだが、申訳ないがやはりおかしい。しかし、先輩の場合は幸せのようだ。ネットで調べたら、入居一時金が数百万円から1千万円もする高級老人ホームである。とても一般の人では利用できない。
政治家は子ども手当てや、高校授業料無償化などだけに目をむけているように僕ら年寄りにはみえる。しかも、今の民主党政権は”詐偽フェスト”で「後期高齢者医療制度」の即時廃止をいいながら、廃止もせず代案も提示できないでいる。恵まれた母親から、いまだに政治資金のお小遣いをもらっている指導者のいる政党では、老老介護の現実など理解できないのだろう。
92歳といえば、大正一桁生まれで、戦中、戦後の日本のあの一番苦しい時代を生き抜いて来た世代である。70歳の息子も、なにも食べるものが無かった食糧難の時代に少年時代を送った世代だ。同じ時代を体験している僕らだけに、本当に心から同情する。
この一家について深い事情は知らない。多分一家に介護できる親族がいたため特別養護老人施設への入居は順番待ちで入居出来なかったのかもしれない。日本全国には入居したくても公共の安い老人施設に入れない待機老人が30万人いるといわれ、とくに大都会周辺では、その数が多いという。
たまたま90歳になる僕の先輩の一人が同じ市川の有料老人施設に入っている。時々手紙を頂戴するが、文面はしっかりなさっているようだが、申訳ないがやはりおかしい。しかし、先輩の場合は幸せのようだ。ネットで調べたら、入居一時金が数百万円から1千万円もする高級老人ホームである。とても一般の人では利用できない。
政治家は子ども手当てや、高校授業料無償化などだけに目をむけているように僕ら年寄りにはみえる。しかも、今の民主党政権は”詐偽フェスト”で「後期高齢者医療制度」の即時廃止をいいながら、廃止もせず代案も提示できないでいる。恵まれた母親から、いまだに政治資金のお小遣いをもらっている指導者のいる政党では、老老介護の現実など理解できないのだろう。