「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

90歳でも元気な昔の仲間たちがいる一方。

2015-02-07 05:39:54 | Weblog
戦後すぐ学校を出て16年間お世話になった新聞社のOB会から会報が届いた。その中で会員が自分の近況を150字で伝える欄があるが、超高齢化時代、それぞれの老後の生き様が判って興味深い。その見出しだけ拾ってみると、”御嶽山噴火、一足早く下山でセーフ””お別れ用写真撮りボランティア””毎朝5時銭湯で身も心もスッキリ””二胡に明け暮れ仏教を学ぶ”人などなど。

300人ほどの会員が近況を寄せているが、OB会といっても会社を”卒業”したばかりの60歳代から90歳代まで幅広いが、さすがに80歳も半ば近くになると、現役時代共に苦労した仲間の数は少なくなってきた。でも”あちこちメスが入ってもうガタガタの91歳の老爺い”がいる一方”ジム通いが日課、月2回のゴルフ三昧”という92歳や”「I-pad」で写真を撮り、それを眺めるのが楽しみという92歳の先輩もいる。

医学の進歩である。僕と同様ガン手術の体験者が沢山いる。大腸ガン、胃ガンの手術をしながら、北海道の利尻礼文へ高山植物の観賞旅行へ出かけた人。大腸ガン手術後、晩酌を週2回、月木曜にした結果、手術後10年になるが元気いっぱいの先輩、肺がん手術後も二つの団体でボランティア活動をしている元軍事記者etc。

でも1960年代から70年代にかけて一緒に机を並べ仕事をしていた僕の仲間は1人しかいない。20人近くいたはずなのだがー。どうも外信部という仕事上、時差の關係で深夜勤務が多く週に3回も宿泊勤務したシフトが原因したのではないだろうか。当時中国の文化革命で北京や、ベトナム戦争でサイゴン(当時)に勤務した仲間は、すべて皆世界を別にしている。激務によるストレスが原因なのだろうか。