「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

一体どうなっているの 続発する警察官の犯罪

2015-02-19 06:10:28 | Weblog
NHKの昨夕の首都圏ネットワーク・ニュースで見ていたら橋本奈穂子アナが”こんなことがあってよいのでしょうか”とNHKアナとしては珍しく感情をこめ、群馬県県警渋川署の巡査(25)女児誘拐未遂事件を伝えていた。橋本アナの言うように、まったく常識ではありえない犯罪である。ところが、最近こういった警察官の犯罪があまりにも多すぎる。世の中一体、どうなっているのだろうか。

つい最近である。大阪阿倍野署の巡査長(26)が知り合いの女性を殺害して捕まった。その犯罪に当たっては”商売道具”ともいうべき鑑識用の手袋や足カバーを用意していたという。東京では警視庁の巡査長(35)が宅配業者の服を来て、女性のアパートに侵入し逮捕されたが、巡査長の自宅には盗んだ女性の下着1400枚が発見された。新潟の警察では、同僚二人の”捜査費”から1万円を”ねこばば”した巡査もいた。さらに、長野県警でも同じような事件で警部補が捕まっている。

警察官の犯罪は昔からあった。しかし、今のように連日、新聞紙上を賑わせることはなかった。警察官の採用に当たっては、事前に厳重に身元を調査したと聞いている。今はどうなのだろうか。試験に合格すれば簡単に採用されるのだろうか。戦前昭和、僕が子供だった時代には、警察官は”えらい人”であり、”こわい”人であった。家で何かいたずらをしたり、いうことをきかないと、母親から”おまわりさんを呼んでくるよ”と叱られたものだ。その同じおまわりさんが、誘拐未遂容疑で捕まるとは世も末である。

警察官だけではなく、かっては世の亀鑑であった教師のおかしな犯罪も増えている。どうも世の中全体がおかしくなってきているように80老人には思われる。