「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

参議院平和安全法制特別員会での「安全保障関連法案」の書生っぽ談義

2015-08-01 06:38:11 | 2012・1・1
表題を見ただけで漢字が多すぎて一般国民には理解しにくい。そこへ持ってきて、質疑が本論から離れた法の解釈論では、せっかくテレビで中継があっても一般国民には余計理解しにくい。民主党の前川清成委員がいみじくも言っていたそうだが、これでは、”100時間、200時間議論しても審議は足りない”。先日来、時間を持てあまし、テレビを傍聴している僕には、昔よく言われた空論だけの書生っぽ談義としか思えない。

国会審議の仕組みがよく判らないが、各党代表の集中審議なのに「生活の党と山本太郎の仲間たち」の小沢一郎氏と共同代表の山本太郎氏が2回もテレビに登場した。参議院議員3人という”お家の事情”によるものだろうが、参議院は”良識に基づき、中立公正な審議をする場”(デジタル大辞典}である。山本氏が良識がないとは言わないが、氏の質疑のゼスチュア―が、寅さんまがいの”ヤシ”みたいだと、一緒にテレビをみていた老妻と失笑してしまった。

磯崎陽輔首相補佐官の”法的安定性”を巡る失言について,公明党からも辞任すべしという意見が出てきている。総理の補佐官にしては軽率極まる発言である。本人はネット上で弁解しているようだが、ここは潔く責任を取って辞任すべきである。政局との関連があってできないのかしれないが、他に「安保関連法案」の廃案に対して攻めてのない野党は会期いっぱい、これに終始するに違いない。これでは安倍総理の言う”丁寧に””しっかり”という言葉も意味はない。

それにしても、毎度のことながら、他人の欠点、あらさがしに汲汲としている民主党の体質にはうんざりだ。もっと建設的な党に再生しない限り自滅だと思うが、どうでしょうか。枝野幸男幹事長殿。