「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「新府の民」(帰化人)の犯罪

2015-08-23 05:42:48 | 2012・1・1
大阪高槻の女子中学生死体遺棄事件の容疑者が逮捕されたが、事件前まで少女と一緒だった少年も竹林の中で斬殺されていた。何とも痛ましい事件である。あまり過去に例をみない残酷な事件だ。手元に「明治大正昭和凶悪犯罪」という昭和11年発行の冊子があるが、昔はこんな人間とは思えぬ犯罪はなかった。

容疑者の男は、新聞の報道によると事件のあった寝屋川市の高層マンションに住む派遣社員で、福島原発事故の除染作業員だが、たまたまお盆で帰省中だったようだ。最近はマスメディアは「個人情報秘密法」の関係で詳しく容疑者のことを伝えないが、インターネット情報では、早くも容疑者は帰化人で、平成2年帰化したときの官報を紹介している。確かに容疑者と同じ名前が載っている。

インターネット情報を頭から信用するわけではないが、関西という風土は「帰化人」とか「在日」について敏感なようだ。それだけ関東に比べて数が多いし、関係する犯罪も多いのかもしれない。大東亜戦争中の戦記を読んでいたら、シンガポールを占領した山下奉文司令官が昭和17年の天長節(4月29日)の演説で地元住民を「新府の民」と呼んで問題を起こしている。当時の日本人指導者の意識が一端がうかがえる。

関西圏に居住したことがないが、、いまだに日常的に「帰化」とか「在日」に対する偏見があるのだろうか。一方では「在日特権」を悪用して生活保護を受けている「在日」の人もいると聞く。今回の事件の背景に、こういった「帰化」とか「在日」の問題がからんでいるのだろうか。もし、そうだとすれば不幸である。大阪首都圏構想以前の問題だ。