「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

年寄り泣かせ "介護”利用が2割 ”高齢者医療”が3割負担

2015-08-02 05:23:26 | 2012・1・1
介護保険制度の改正で8月から一定の所得や資産がある65歳以上の高齢者のサービス負担料が一割から2割に引き上げられる。わが家の老夫婦の場合は、二人とも”要介護1”に認定されているが、介護サービスは受けていない。従ってとりあえず、影響はないが、”資産”(持ち家)があるため、将来サービスを受けることになれば、2割負担しなければならない。

先日は後期高齢者医療保険を司ドル役所から8月から、医療機関に支払う窓口負担率が1割から3割になると通知を受けたばかりである。何故1割から3割になったのか説明がないが、昨年度支払った住民税の額から割り出したものらしい。年金を主体に生活している老人にとって急に所得が増えることはめったにないことだ。

保険という制度の性格上、支払額が個人によって違うのは十分理解しているが、介護とか医療費まで負担率が違うのには抵抗がある。”現役なみ”とおだてられ?ているが、75歳以上の後期高齢者の身体は”現役並み”ではなく至る所にガタが来ていて医療機関に世話になる回数が違う。

調べてみたら、わが家の場合、夫婦合わせての年金(厚生年金.老齢年金)は年額200万円程度である。一方後期高齢者医療保険料は33万円、それに介護保険料が15万円、月に直すと夫婦で4万円支払っている。ここ数年、僕は大病の手術を繰り返しているが、幸い、日常的にはいっさい薬はのんでいない。老妻も月に一回、高血圧の降圧剤をのんでいる程度だからよいが、一度入院すると、医療費の負担は莫大である。せいぜい、病気にならないよう老人は気をつけなければならないことだ。