「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

老人施設に”火の用心”のお札を!

2017-12-11 06:40:17 | 2012・1・1

大阪豊中市の木造2階建アパートが全焼し、80歳代の女性他5人のお年寄りが遺体で発見された。最近、老人グループ.ホームなどお年寄りが一人住まいする施設でのこういった悲しい事故が多い。しかし、あまり多すぎてニュース価値がないのか、マスコミは事故の原因など詳細について報道しない。

わが家は合計年齢170歳の老夫婦二人が二階の一室にで住んでいるが、階下の娘夫妻が一番心配しているのは、火の元の用心である。二人とも要介護1の認定は受けているが、まだ自分たちは”ボケ”てはいないと思っている。しかし、怖いことだ。ときどきガスコンロの火を消す遅れることが出てきた。そこで、美観はそこなうが、写真のように”火の用心”のお札をこれでもかと貼り付けることにした。このお札は江戸時代から”竈(かまど)の神さま”と知られる品川の荒神さま事,海雲寺から毎年春秋二回の例大祭で頂いてきたものだ。

消防庁の調べによると、火災の原因の第一は、火の取り扱いの不注意で、その約7割が65歳以上、そうちでも75歳が72.1%と多い。そして火災で亡くなられた方の52.5%が一人暮らしか、老人だけの家庭で、その原因は逃げ遅れか、火の発見の遅れからである。

自分たち経験でものを言うのは僭越だが、荒神様のお札は好い。朝昼晩、お札を拝見すれば、どうしても火の用心には気を付ける。年寄りだけの施設では、ぜひお貼りになるのをお勧めする。火災報知機より霊験あらたかである。