ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

伝説の名テノール、フェッラーロ、ヴェルディ「運命の力」を歌う

2010年07月07日 | オペラ
Pier Miranda Ferraro- La vita e inferno...O tu che in seno (live Rome, 1957)


私がヴェルディの「運命の力」を教えて頂いていた時、このオペラのテノールのアリアを歌って下さった。
イタリア語の美しいこと、それも自然でその言葉はヒーローのプライドがあった。
スペインとインカの間に生まれたドン・アルヴァーロ、誤って人を殺した罪を厳しい修道僧としての修行をするが、運命はますますアルヴァーロを追い込んでいく。そしてその声はまさしくドラマティコ、
天使、ピエタ、などの言葉が震えるほど美しくヒタヒタと聴こえた。
テノールが泣きを入れたり、感情を爆発させたり、ヴェルディテノールはそれは一切ない。
歌詞を朗読して下さった。詩のようだった。

フェッラーロ先生は2008年に亡くなられた。いつも優しい上品な奥様とごいっしょで、当てられてばかりだった。

ところでテレビ「アンカー」を見て、青山さんが大変なことを言っている。
マスコミは「消費税」一色だが、実は「外国人参政権」他、重要なことが与党過半数をとることによって決まってしまう。先週は青山さんのトークをパスしたが、今日は遅い時間になるが、動画をアップするつもり。
やはり、恐れていた通りだ。進次郎どころじゃない!平沼さん、ずっと「国のありかたを」と9党首会談でも言っていたのに、・・・5年以内に北朝鮮崩壊、そして難民は日本にも来る・・・。ひとときの音楽は心のオアシスだった。

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伝説の名テノール、フェッラーロ

2010年07月07日 | オペラ
Amor ti Vieta "Fedora" Tenore PIERRE MIRANDA FERRARO


フェッラーロ、多分、日本のオペラファンはご存知ないと思う。
私も知らなかった・・・まさか、あの名テノールだなんて!

ヴェネツイアで彼のレッスンを受けた。
彼はミラノ・ヴェルディ音楽院の主任教授だった。
そしてイタリアに勉強に来なさい、とすすめて下さった。

まさか・・・あの名テノールだなんて。
レコードを持っていたのに。
カラスとの「ジョコンダ」「海賊」、ベルゴンツイが出てくるまで、最高のヴェルディ歌手だった。
しかし、フェッラーロは健康を害し、オペラから遠ざかったという。
「私は30年歌ってきた。その経験で言うと・・・」とレッスンでよく言われたけれど、私が歌うヴェルディに素晴らしい伴奏をして下さった。
まるでオーケストラのようで・・・ピアノ譜にないさまざまな音を加えていた。オーケストラまで知りつくしたマエストロだ、と思ったものだ。
いいえ、彼はステージでほとんどオーケストラを聴いていたのだ。
しかも、ミラノスカラのオーケストラを。

彼はヴェルディ「ルイザ・ミラー」を歌って下さった。
ピアノ伴奏は私がした。もちろん初見だが、音楽は知っていた。
一つ一つのフレーズが生きているようだった。音楽が熱くなった。
「ブレスも音符だ」と言って、その劇的な効果も教えて下さった。

レッスンだというのに、私はまるで演奏会で極上のテノールを聴いているようで、レッスンよりも聴衆になってしまった。
彼は甘い声のテノールではない。後に出てくるベルゴンツイのような端正で毅然たる「男」のテノールだった。それがヴェルディ・テノールだ。
だからこの「フェドラ」を歌っても、ヴェルディのような端正な気品がある。
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小泉進次郎出演のテレビCM「いちばん!」

2010年07月07日 | 政治
【自民党ネットCM】いちばん!(小泉進次郎篇)30秒

進次郎氏のCMは、大きなテレビ局では見送られているそうです。
かっこいいのになあ・・・。29歳、若いです!
コメント (2)
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