ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

スターン究極のブラームス! ブラームスヴァイオリン協奏曲第3楽章

2011年02月05日 | 芸術
Isaac Stern: Brahms Violin Concerto- 3rd mvt.


これぞ究極のブラームス!
愛用のガルネリで最高のブラームスを演奏するアイザック・スターン、
ストラディバリのヴァイオリンのような優雅さはない、
何と力強い雄大な演奏か!

カーネギーホール存続運動で勝利したスターンは、その間はヴァイオリンに触れるひまもない超多忙だった。

そしてほっと一息、この全身全霊をかけたブラームスを演奏したのだ。
よく聴く「せつないほど美しい」ヴァイオリンではない。

強靭な精神で、入魂の名演、・・・「美しさ」には、このようなforza(フォルツア)が必要だ、このただならぬ迫力に感動してしまった。

   この曲は、東郷大元帥の血を受け継ぐバリトン歌手、Ken様ヘ。

       

 また、日本を愛する国士、漂泊の旅人様・はな様・アプリ様・鶏様・ヴィットリア様・さらりん様へ
そしてオペラを愛するぐらっぱ亭様・ミー先生・モナコ命様ヘ
        


☆指揮はズービン・メータ、ニューヨーク・フィル・ハーモニー、

  ニューヨーク市が財政難からカーネギーホールを壊し、駐車場にする計画を決めた時、スターンが先頭に立ち、クラシックの演奏家だけでなく、あらゆるジャンルの演奏家や舞踊家、またジャック・ベニーやダニー・ケイのような人気スターもいっしょに抗議活動を繰り広げた。長い闘争の末、(スターンはその間、ヴァイオリンにすら触れることができない生活が続いた)ニューヨーク市の計画を退け、勝利した。
カーネギーホールは老朽化していたので内装工事をする間、ニューヨーク市内の別のホールで演奏している。

スターンは微笑んで「栄光のカーネギーホールの100年が過ぎました。次はどんな100年になることでしょう」と客席に語りかけたという。
コメント (2)
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