Carlo Bergonzi "Quando le sere al placido" Luisa Miller
・・・・・・・2分20秒あたりからお聴き下さい。
地味だけれど、最高のヴェルディ歌い、ベルゴンツイの凛とした声、スタイリッシュな歌が、ヴェルディに最適とされる。
フランコ・コレッリとはライヴァルで、共に音楽に生きた親友でもあった。
コレッリがいきなり「引退する」とベルゴンツイに打ち明け、ベルゴンツイは「この声で引退するのか」と惜しんだ。
コレッリは容姿端麗で、華のある名テノールだったが、このベルゴンツイは地味でスター的存在とは言えない。
でも、私はベルゴンツイが最高のヴェルディ歌いだと思っている。
チェレッティが書いた解説では、真のヴェルディ歌いは、やるせない憂愁の歌においても「厳しく誇り高いもの、アクセントの雄々しさと厳しさが根底にある」という。(祖国統一戦線がヴェルディの時代だった)
それを備えているのが、このベルゴンツイなのだ。
エミリア・ロマーニャ地方で育った彼は「ス」を「シュ」と発音するのは、仕方ないかもしれないが・・・そういえば、先日のザッケローニ監督もその発音が・・・ちょっと気になった。
出身が同じ地方ということだった。
この曲は il vagabondo nobile様ヘ
☆ベルゴンツイは小学校は4年生までしか行っていない、チーズ職人となり、その合間に音叉で音程をとって音楽を独学した。
最初はバリトン歌手だったが、テノールに転向。
戦時中はファシスト政権に抗議し、パルティザンの兵士となり戦うが、ドイツの捕虜となる。
発声の勉強だけで何年もかけたと言っていた。
ほとんど独学だが、大変なインテリでもある。
今は80代の半ばを超えたが、健在。
・・・・・・・2分20秒あたりからお聴き下さい。
地味だけれど、最高のヴェルディ歌い、ベルゴンツイの凛とした声、スタイリッシュな歌が、ヴェルディに最適とされる。
フランコ・コレッリとはライヴァルで、共に音楽に生きた親友でもあった。
コレッリがいきなり「引退する」とベルゴンツイに打ち明け、ベルゴンツイは「この声で引退するのか」と惜しんだ。
コレッリは容姿端麗で、華のある名テノールだったが、このベルゴンツイは地味でスター的存在とは言えない。
でも、私はベルゴンツイが最高のヴェルディ歌いだと思っている。
チェレッティが書いた解説では、真のヴェルディ歌いは、やるせない憂愁の歌においても「厳しく誇り高いもの、アクセントの雄々しさと厳しさが根底にある」という。(祖国統一戦線がヴェルディの時代だった)
それを備えているのが、このベルゴンツイなのだ。
エミリア・ロマーニャ地方で育った彼は「ス」を「シュ」と発音するのは、仕方ないかもしれないが・・・そういえば、先日のザッケローニ監督もその発音が・・・ちょっと気になった。
出身が同じ地方ということだった。
この曲は il vagabondo nobile様ヘ
☆ベルゴンツイは小学校は4年生までしか行っていない、チーズ職人となり、その合間に音叉で音程をとって音楽を独学した。
最初はバリトン歌手だったが、テノールに転向。
戦時中はファシスト政権に抗議し、パルティザンの兵士となり戦うが、ドイツの捕虜となる。
発声の勉強だけで何年もかけたと言っていた。
ほとんど独学だが、大変なインテリでもある。
今は80代の半ばを超えたが、健在。