ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

共産党月刊誌「前衛」を立ち読みしたら ・ ショスタコーヴィッチ「革命」

2015年01月03日 | 政治

★ せっかくのお正月なのに面白くない。寒くて雪だったりして、とても和服を着るなんてできない。
  近くのデパートの書店に行った。
  このごろずっと本を買っている。
  
  「経済倫理学序説」西部邁 ・・・中公文庫で名著復興!というので購入。(ムズカシイ!!)
  「日本語で生きる幸福」平川祐弘、河出書房新社の新書
  「人間の目利き」(アラブから学ぶ)曾野綾子・吉村作治
   月刊誌 「正論」2月号
  「リッカルド・ムーティ自伝」音楽の友社 イタリアの指揮者ムーティの著作
  「リッカルド・ムーティ、イタリアの心、ヴェルディを語る」音楽之友社

  そしてふと月刊誌「前衛」1月号を手に取った。

  公明党結党50年の裏面史―自民党補完勢力から戦争する国づくりへ
  第3部 創価学会による、創価学会のための、創価学会の党
 小松公生

  
  これを見ようとしたら、そのページが分厚いままハサミでザクザクと切られていた。
  すぐに店員さんに言ってその月刊誌「前衛」を渡したが、それにしても手でちぎったのではなく、
  ハサミのあとが生々しい、まっすぐに切られていないので本当にザクザクである。
  これは意図的にハサミ持参で切っている。公明党・創価関係か?

  別の書店を2件探したが「前衛」はなかった。
  共産党は公明党へ戦いを挑むのか、ぜひ知りたかった。
  「次世代の党」が公明党を標的にしたときは、大変感動してしまった。
  共産党は、かつて同和問題などで果敢に戦った歴史がある。
  しかし共産党のレヴェルは変容してしまった。
  見るも無残な若い議員たち、自分のしていることがわかっていない。
  こんなレヴェルでどうしたら「次世代の党」の高いレヴェルのことがチャレンジできるだろうか。
  そして小松公生さんはどのように書いたのだろうか。
  さらに検索すると小松氏の創価学会のことは本になって出版されているようだ。

  「次世代の党」が言いだしたことを共産党がやるって?
  読んでいないのでわからないが、共産党がする場合は必ず自民党を追及する。

  今年は荒れそうだと思うし、朝日新聞元記者の植村氏が北星学園大学の教職に就くのを2度抗議電凸した「たかすぎ」さんを
  北星学園大学を応援する「マケルナ会」300人以上の弁護士で「恫喝」するなど、これでは
  まるで「人権擁護法案」そのものではないか。
  しかも「たかすぎ」さんは「次世代の党」支持者で選挙中はネットデモなど組織してくださった。

  今年は「まさか」と思うこともあるのかもしれない。
  世界はその「まさか」が拡がっているように思える。


★ ショスタコーヴィッチ交響曲第5番「革命」第4楽章
(ショスタコーヴィッチは「革命」という題名をつけていません。「強制された喜び」と言っていますが)

  これはスターリン賛歌ではない。作曲家ショスタコーヴィッチはスターリン体制を音楽でもって批判した。しかも検閲に絶対にひっかからないよう「警句」もあった。
ソドレミ・・・が繰り返されているがそれはオペラ「カルメン」の≪ご用心!≫というフレーズであったと言われている。

ショスタコーヴィチ 交響曲第5番「革命」第4楽章



・・・中国人画家が日本滞在中に描いた絵で、そのために中国政府を怒らせてしまい、帰国できなくなってしまったそうです。

コメント (6)
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【新春特別対談】西部邁と大いに語る[桜H27/1/2] ・ 「ジョコンダ」その4

2015年01月03日 | 桜「討論」・西部ゼミナール

【新春特別対談】西部邁と大いに語る[桜H27/1/2]


★ 西部先生のお話の大要

自民党以外、次世代の党が壊滅状態、共産党は内政的にはグローバリズム反対、外交は意地をはって「平和憲法を要求」、55年体制が再製された。

民主主義の極端までいったら、民主主義の否定の全体主義となる。
デモクラシーを史上最高のものとしてアラブ・スラブ・ジャップ(西部先生は戦後日本をわざとジャップと)をやっつっける。

バカの壁にぶつかって脳震盪を起こし、ふと大勢の人が呆然自失として沈黙するとき、おそらく21世紀の前半にこうしたことが起こった時に、深く考えてきた少数派の人に教えを乞うときがくるだろう。

ここで水島氏は「選挙の結果を見たときに、今でも安倍がダメだったらダメと否定するのがいる。
次世代の党が壊滅状態になった時、言いやすいから言っている人と(水島氏が「弁論大会」と揶揄した次世代の党の国会質疑?)(自民党のように)現実に政治をしている人。手を変え品を変えてくるが≪もう少し絶望してもいいんじゃないの≫と思う。これがダメなら次はコレと、次々と・・・」
(またいつもの「絶望が足りない」って???)


西部先生のお話続けて・・・誠実性を持った少数の人がいる。それは政治家を責めても仕方がない、知識人の責任だ。
焚書坑儒をされるべき人はこのような「知識人」である。戦後70年、知識人の人は知らぬ存ぜぬ、勲章もらって・・・こうしたことをにこやかに言うのはどうかな?
「人生観」「歴史観」は表裏一体である。
最近の男たちの「ニャオニャオ声」が気になる。
クライン孝子さんは「アメリカの遺伝子組み換えの大豆のせいとヨーロッパでは言っている」と言うが、酔ってもいない素面の若い女の子が「おしっこしたい、寒いから」と公然と言ったりする。
そこまで来ると、この世の多数に言いたい、
「あなたがたはグローバリスト? あなたがたは改革主義者? あなたがたは左翼主義者? あなたがたはアメリカ二スト?」

もったいぶって消費税がどうこうということでは済まないところにきているのではないか?

かつて左翼の闘士たちは「日本帝国主義ガー」「~してー」とある部分を強調して発言していた。
ああいうしゃべり方は嫌いでした。
僕の鼓膜に嫌な響きとして、今の「ニャオニャオ声」もそう。

消費税賛成・反対している人、何も考えずに「政治」「文化」に関しても全部「ニャオニャオ」と言っているのも、アメリカではもっとそうだ。

僕は馬淵睦夫さんと意見が一致したけれど、アメリカでは一握りの人が経済を動かす、一般の人は「民主主義万歳」といいながら「ニャオニャオ」となっている。
これを果たして「世論」というのか・・・。

対談のおわりに・・・

水島氏・・・現実の姿を、現実を踏まえていないと(選挙のこと)まずいなと思う。

西部先生・・・水島さんをご尊敬申し上げているので、「負けを覚悟で戦う」「負けるが勝ち」ということ洞察されながら。

水島氏・・・(お言葉を)返すようですが、それは先生がそうでは?






★ この対談、西部先生のスケールに感嘆、申し訳ないけれど水島氏は自分の枠の中でしか受け答えできていないようだ。
「ないものはない」ないものねだりしても仕方がないのだが。

「今年の選挙でも現実を見ないと」と、今まで何度も「次世代の党」をゆがめる話をそれにひっかけるように西部先生に言っているが、以前から水島氏はそう思っていれば、こうしたことは書かない。
「次世代の党」の命がけの実践に賛同していたではないか。

次世代の党の活躍で「朝日新聞を糾す」会もでき、NHK訴訟も進展した。
その実績を党の命にかえて戦ってきた次世代の党に対する突然の「掌返し」としか思えない。
選挙運動中、投票三日前に動画で「大阪14区は長尾敬氏を一本化で提案」など、自民党を支えるためと言うならば「わかんない」と言うような、あるいは「反日」の自民党議員のことはどう説明するのか。
話ができないというのはこういうことだ。水島氏に期待や信頼していた私が間違っていた。
また佐藤健志氏がそうした「残念司会」を批判されていた時、水島氏をかばった私は間違いだった。
私は水島氏には「文化」では話ができないと思った。
期待と信頼を裏切られたという心の傷は癒えない。

「勝てば官軍、と誰が言った?」西部先生の門下のひとり、西田昌司氏の言葉を想う。



・・・靖国神社で、西村眞悟氏と三宅博氏


★ ポンキエッリ『ジョコンダ』~マリア・カラスとフェドラ・バルビエリの二重唱

La Gioconda, CALLAS / BARBIERI "E' un anatema!...L'amo come il fulgor del creato"

・・・庶民出身の場末の歌手、ジョコンダがひそかに思う貴族のエンツオが愛するのは、美しき貴婦人のラウラ、今は有力な貴族の夫人となっているが、ラウラもエンツオを忘れられない。
ジョコンダはラウラを憎むが、そのラウラがジョコンダの母の命を救った恩人でったことを知り、彼女を護り、逃がすのはこの後。

戦後まもなく再開されたオペラ、写真はリハーサルのカラスとバルビエリ、
「ジョコンダ」連載その4でした。




コメント (2)
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