ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

【討論!】戦後70年と『次世代』の政治[桜H27/1/17]

2015年01月17日 | 桜「討論」・西部ゼミナール


2015/01/17 に公開
◆戦後70年と『次世代』の政治
パネリスト:
 杉田水脈(前衆議院議員)
 田沼隆志(前衆議院議員)
 中丸啓(前衆議院議員)
 中山成彬(前衆議院議員)
 西野弘一(前衆議院議員)
 松田学(前衆議院議員)
 三宅博(前衆議院議員)
司会:水島総

1/3【討論!】戦後70年と『次世代』の政治[桜H27/1/17]

・・・22分頃、水島氏は「安倍内閣は公明党を取り込んだ」と言い、田母神・西村眞悟氏らが公明党に戦いを挑んだことを批判、
三宅・中山先生にすぐに論破される。また西田昌司先生が安倍さんと会うこともできず、片隅に追いやられていること、民主党をあれほど攻めて圧倒した西田昌司先生が、と三宅先生。
しかし水島氏は「次世代の党がよくやっていることは安倍さんも知っていただろうけれど、気に入らない古女房(公明党)と別れろと言われても困っちゃうよ」と反論、何という比喩だ・・・。
中丸先生が公明党の実態と組織力を説明。松田先生の実力も感嘆!!心強く思いました。西野先生の揺るがぬ信念、うれしかったです。


2/3【討論!】戦後70年と『次世代』の政治[桜H27/1/17]

・・・杉田先生、フランスにわたっていろいろ勉強なさるのでしょうか。移民問題などもういっぱいありますし、日本と違うことも、日本が同じ間違いの道を歩むことのないようにお願いします。私自身は山口昌子氏の『フランス人の不思議な頭の中』を読んでいます。面白い本です。



3/3【討論!】戦後70年と『次世代』の政治[桜H27/1/17]

・・・安倍信者の問題も出てきた。「拉致問題」に関し、水島氏いつものセリフ「じゃあ、どうしたらいいんですか?」(17分頃)
論破され、「次世代の方は現実を踏まえて理想を語っている」・・・など、コロコロ言うことが違うのでは?水島さん「国会は弁論大会ではない」「いくら勇ましいことを言っても現実は」「理念だけだった」、などと言っていたでしょう?
相手にはできない、エンドレステープのごとく、いつも同じフレーズの繰り返し、安倍さんに軽く扱われながらも一応「安倍信者」「プロパガンダ」
・・・ケレン味のない三宅・中丸・田沼の連携プレーは素晴らしい。
最後の方で杉田先生が「議員ではないしテレビに出演などないので、私はネットを信じてがんばります。」と言うと水島氏、「それはもう信じるしかないですね、少しづつ変わると思いますよ」って。どういう意味? 最後まで「ネット保守」にレッテル貼り。
最初から「次世代の党」を邪魔に思って攻撃していたのは水島氏じゃありませんか!!これでは「妄想司会」ですよ。


★ 一度全部見ましたが、あらためて要点を整理し、感想を書きたいと思います。
  冒頭から水島氏は「公明党を安倍政権は取り込んだ」と次世代の党が公明党に対して戦いを挑んだことに批判のようなことを。
  しかしすぐに三宅先生に切りかえされ、中山先生、中丸先生、田沼先生に論破されていました。

  松田先生や西野先生、そして杉田先生、みなさまご立派でした。松田先生の専門知識の豊富さ、あらためて知りました。
  誇らしいような、そしてやはり結果が残念ですが、この間に心も体力も充電が必要と思います。
  今までずっと大変な働きでしたもの。

  3の動画で、杉田先生が「次世代の党は全方位からのバッシングを受けた」と。
  共産党などからでなく自民党の安倍信者から、狂信的な攻撃を受けたのは私もよくわかります。
  各先生方のツイッター、中山先生や杉田先生のツイートの「返信」はよくそういうのがありました。
  



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クライン孝子氏、ヨーロッパの葛藤、移民と経済格差 ・ 川口マーン恵美氏の「反イスラム、テロ」などのお話

2015年01月17日 | 政治
 
★ ドイツ在住のご婦人おふたりのyoutubeをUPしました。
  まず最初はキッパリと語る歯切れの良いクライン孝子先生です。


【言いたい放談】ヨーロッパの葛藤、移民と経済格差[桜H27/1/16]

2015/01/16 に公開
シャルリーエブド襲撃事件で噴出した移民先進国の葛藤と、理想が先行した観のある通貨­統合の歪みなど、欧州の抱える悩みについて話し合っていきます。(動画の解説)

★・・・クライン孝子氏の頭の回転の速さ、ユダヤ人排斥の歴史があったドイツが今のイスラムテロについて、実態と背後関係。
短い時間で、これだけ大切なことをさっと解説されるのは、やはり凄いことだ。
フランスのオランドなどの動きも見逃さない。またイスラムがヨーロッパにどうしようとしているのか、それをアメリカやドイツの実態から日本へと語りかける。(安倍さん、というのをなしでお話だった、うれしい)



【川口マーン惠美】欧州最新情勢、反イスラムと印象操作報道[
桜H27/1/15]

2015/01/15 に公開
定期的に欧州情勢をお伝えいただいている川口マーン惠美氏をお迎えし、フランスのシャ­ルリーエブド襲撃事件以後の、欧州内の反イスラムの風潮と、それを煽るメディアの印象­操作の問題を中心にお話しいただきます。(動画の解説)

★・・・川口マーン恵美氏は、クライン孝子氏のような命がけの取材は経験していないだけに、「世間話」のような、いい意味で言えば「ソフトな」内容、またところどころ、あいまいさを残しているのか、あとは私たちの想像で付け足すのか。

かつて川口氏が「ワーグナー」について語ったときもそうだった。
ピアニスト出身からか、オペラを「あらすじと解説」程度のお話でガッカリしたことがある。
ワーグナー自身が書いたオペラのリブレット(脚本)の中の歌詞、それは感性溢れる解説ではなかった。
日常生活の範囲、
世間話から抜けきれない音楽解説では、かえってワーグナー解釈に遠くなる。

でも、そうしたソフトなところが川口さんの持ち味かもしれないが。


・・・ワーグナー『ワルキューレ』ブリュンヒルデを歌うのはビルギット・二ルソン

Birgit Nilsson: Wagner - Der Ring des Nibelunge, Die Walk�・re, 'Br�・nnhilde's Battle Cry'


★ お知らせ・・・本日夜遅くなりますが「次世代の党」前議員の先生方の「討論」が予定されています。
  もちろんUPします。


◆戦後70年と『次世代』の政治

パネリスト:
 杉田水脈(前衆議院議員)
 田沼隆志(前衆議院議員)
 中丸啓(前衆議院議員)
 中山成彬(前衆議院議員)
 西野弘一(前衆議院議員)
 松田学(前衆議院議員)
 三宅博(前衆議院議員)
司会:水島総




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【直言極言】ネット保守論考、その当事者意識~情けない発言

2015年01月17日 | 政治

【直言極言】ネット保守論考、その当事者意識[桜H27/1/16]

2015/01/16 に公開
保守的言論が溢れるネットと、先の解散総選挙における次世代の党の壊滅。このギャップ­は朝日新聞集団訴訟においても同様であり、言論と行動の格差を感じざるを得ない。戦後­レジーム脱却への歩みを止めぬ為にも、皆様のご理解を賜りますよう、お願い申し上げま­す。
(以上、動画の解説)

★ この動画を見て思った。水島氏「ネット保守というのは、はたして信用できるのか」って・・・
  この方は「誰か」に責任を追及しようとしているのか。

  朝日新聞を糾す国民大集会」も日時が決まった時から私はすぐにホテルを予約し、当日、新幹線で東京まで行った。
  会場は大勢の方々が駆けつけ、上気して「君が代」「海ゆかば」も歌い、国会議員や有識者の方々の意見に耳を傾けた。
  
  そして衆議院解散、私の知っている同志の方々はネットデモで「次世代の党」を何度も何度も繰り返し、
  支持や投票に行くことを呼び掛けた。

  選挙活動のボランティアも毎日2時間かけて行った。帰宅は毎回真夜中、帰宅後またブログやツイッターで拡散し、
 「次世代の党」の候補者のところに激励の言葉を毎日書き込んだ。ボランティアの合間に、堺の西村眞悟候補の初街頭演説に
  大きな花束を持って駆け付け、また電車に長いこと乗って、杉田水脈候補の事務所を迷いながら探し、事務所に激励に行った。


  選挙活動を見る限り、大きな組織や有名政治家が来る自民党は大きなブルドーザーのように感じた。めまいがした。
  「次世代の党」の選挙活動は手作業のようで、時間が果てしなく必要だったし、体力も続くかなあと心配だった。

  (田母神さんが都知事に立候補した時は、ネットでその様子を拡散し、3度東京へ行き、そのうちの2度はホテル代を倹約して
  寄付にあて、日帰りで帰った。もちろん帰宅は夜中を過ぎていた。)

  衆議院選挙の話に戻るが、投票数日前に、水島氏は「大阪14区は自民党のN候補に一本化を提案」と動画で呼び掛けた。
  そんな・・・だって私は「次世代の党」を支持していたし、選挙に敗れても私の心は誇りがあった。悔いはなかった。

  チャンネル桜は好きだった・・・でもそれからなおも「次世代の党」に追い打ちをかけるように「国会は弁論大会ではない」
  「どんな勇ましいことを言っても理念では」と次世代の党を貶め、
  「政官財と安倍政権は大変」などとまるでどこかのプロパガンダのようになり、私は唖然とした。
  「慰安婦問題」「NHK」「朝日新聞」も次世代の党が矢面に立ってきた。
  チャンネル桜に全面的に協力したのは「次世代の党」だった。
  そして私は「朝日新聞を糾す会」にも登録して、応援し参加も積極的にしたが、それは日本の名誉のためだった。

  水島氏はこの動画でいきなり「ネット保守は信用できるのか」と言い出した。今度は「ネット保守」か・・・。
  (また、このような動画を見ているのは、たいていはネット拡散も実際の行動も熱意のある「ネット保守」である。
  選挙参加の呼びかけも、毎日くりかえし続けていた誠意と情熱のある人たちである。)

  水島氏は「朝日新聞を糾す会」のメンバーが増えないのも、「ネット保守」のせいにしているのか?
  私は「ネット保守」という名称を失礼と思うし、ネットを使用するのはほとんどの人がしていることと思う。
  もちろん共産党他、左派もネットを活用している。

  メンバーが途中で増えなくなったのは他に原因があるのではないか?
  水島氏の暴言に驚く人たちは一線をひこうとしたのではないか。
  「朝日新聞」の件でも、動いた国会議員は「次世代の党」の先生方であり「自民党議員」は
  今回思いもかけず落選された西川京子氏だった。

  水島氏の一方的な「見解」には、「絶望が足りない」どころか「絶望だらけ」だ。
  チャンネル桜に出演する中には立派な先生方がいらっしゃる。
  このような仰り方はされていない。

  「ネット保守」という蔑称のような言葉で、「こいつらのせい」といわんばかりの意見は、今まで熱心に拡散していた人たちの
  頭に水を、「もうやめようか」と言うようになれば、反日勢力の思うツボである。

  この前は「芸術家」に対するレッテル貼りだった。あのサザンの桑田氏のことで、「芸術家は才能と人格が違う」ように
  それも「一般論として」とレッテルを貼った。
  このようなことの積み重ねでは、これから思いやられる。

  今回のタイトル、「ネット保守論考、その当事者意識」の中にご自身はいないのか。
  これは「誰かのせい」でご自身は全く「当事者」ではないとでも?
  冷酷・身勝手さが「一線」を引きたくなる思いである。

  ★ 正直言って、私も水島氏のことで反応して激怒するのも、もう疲れるのでこれで最後にしたいと思うが、はたして?

★ この動画のコメントに次のような意見が書き込まれていました。よくわかります。

確かに、これが日本の現実であり、ネット保守の現実だと言うのは分かります。
しかし、そうではなく、これがチャンネル桜の現実だということこそ自覚すべきではないでしょうか。
少なくともそういう視点がなければ、(水島さんが嘆かれるような)事態は改善しないと思えるのです。
振り返った時、視聴者や支援者の建設的な批判を「口だけの人」と言って誹謗中傷の類と同様に封じてきた嫌いはあると思うのですよ。
これはチャンネル桜のアイデンティティとも関わる非常に難しい問題であるというのは重々承知していますが。




★ 「朝日新聞」、慰安婦問題や河野問題だけではない。このような不思議な記事も・・・許せません。


・・・これが「朝日新聞」、長野で起こった「北京オリンピック聖火リレー」の時の中国人による集団暴力・恫喝の事件、
日本人が被害にあっているのに、警察は日本人を取り締まり、「朝日新聞」はどこの国の新聞か、と思うような第一面の記事内容だった!!  









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軍事評論家の鍛冶俊樹氏のメルマガ~イスラム儒教コネクション

2015年01月17日 | 政治

★ イスラムと儒教の国の連携が恐ろしい、こうなると大変危険!!

鍛冶俊樹の軍事ジャーナル
第172号(1月16日)
*イスラム儒教コネクション

 マホメットの漫画を掲載したパリの新聞社が襲撃され、それに対する反発が欧州を団結させたが、その少し前、北朝鮮の金正恩のコメディー映画を制作した映画会社がサイバー攻撃され、米国がそれに反発して対北制裁を強化した。
 イスラム系テロと北朝鮮のサイバーテロがほぼ同時期にともに表現の自由に挑戦した点で両者は共通しているが、実はこの酷似は偶然ではない。

 1990年代半ば、米国のサミュエル・ハンチントンが「文明の衝突」という論文を発表した。
この中で彼は「今後の国際紛争が西洋文明とイスラム文明の対立軸を中心に起こる」と予言したものだから、一時期、世界の言論界は米国を含めて、その是非で騒然となった。
 この論でハンチントンはイスラム儒教コネクションを指摘している。
つまり旧儒教圏である中国と北朝鮮が、イスラム教徒が多数を占める諸国と連携して世界平和を脅かすとの指摘だが、現実に90年代後半にパキスタンが北朝鮮の協力で核兵器開発に成功した。
 その後、中国もイスラム系諸国と兵器開発で連携していることが明らかになった。

2007年9月、イスラエルがシリア領で秘密裏に建設されていた核施設を空爆したが、その後、これが北朝鮮によって建設された核施設であった事が明らかになり、もはやイスラム儒教コネクションは誰も否定できない現実となった。

 金正恩体制になってもこの関係を継続しており、昨年末にも中東で北朝鮮が核開発をしているとの情報が流れた。

ところがパリでのテロの直後に北朝鮮は「米韓合同軍事演習の中止を条件に核実験を停止してもいい」と言い出した。
 2001年の米国同時多発テロ以来、欧米の最も恐れている事態は、イスラム系の狂信的なテロリスト達が核兵器を手にすることだ。

従来、イスラム系のテロリストに核兵器を開発・管理する能力はないと見なされてきたが、昨今のイスラム国の台頭を見ればむげに否定できない事態であろう。
 イスラム系テロと北朝鮮のサイバーテロは核兵器開発でつながっているのである。

*1月7日公開のチャンネル桜の番組で、国産戦闘機誕生の道について小生が語っている。参照されたい。
https://www.youtube.com/watch?v=N3sVqW-dCM8


軍事ジャーナリスト 鍛冶俊樹(かじとしき)
1957年広島県生まれ、1983年埼玉大学教養学部卒業後、航空自衛隊に幹部候補生として入隊、主に情報通信関係の将校として11年間勤務。1994年文筆活動に転換、翌年、第1回読売論壇新人賞受賞。2011年、メルマ!ガ オブ ザイヤー受賞。2012年、著書「国防の常識」第7章を抜粋した論文「文化防衛と文明の衝突」が第5回「真の近現代史観」懸賞論文に入賞。



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浅野久美氏~フランスの風刺漫画のこと、そしてなつかしい不二家の「フランスキャラメル」の思い出

2015年01月17日 | 政治

★ はじめて浅野久美さんのエッセイを・・・メルマガで送ってきたものです。(一部を掲載しました)
  私も不二家の「フランスキャラメル」が好きでした。かわいい金髪の女の子、甘くておいしいキャラメルの味・・・





一方の『フランスキャラメル』・・・これは、ずいぶん前に生産中止となったようで、残念ながらもう手にすることはなさそうです。
その箱に描かれていたのは、国旗のイメージ赤・白・青のトリコロールと、真ん中にはフランス人形のような女の子の顔。
オシャレ感たっぷりの、それはそれは魅力的な外観でした。
中身も、バニラ・コーヒー・チョコレートの三種で、グリコや明治のように、上蓋から指を入れて取り出す形ではなく、当時キャラメルでは珍しかった、横にスライドして、三色のグラデーションがちゃんと見えるようになっているトキメキの大人設計(子供では加減がわからず全部飛び出してしまう危険性ありですからね)だったのです。



私はもともと甘い物に興味のない子供だったのですが、その時はさっそく一粒口に入れてみました。
大きめで幅広の固い角が当たって一瞬痛いのだけど、ひとたび柔らかくなると、それまでには味わったことのない豊かな香りと甘みで、みるみる新しい世界が広がってしまったことを憶えています。
たぶんその衝撃のほうが、映画よりもインパクトがあったのでしょうね(フランス産でもなんでもなく、作っているのはおなじみ不二家だったのですが)。
マハルちゃんには『おいしい』としか伝えられなかったけど、うーん・・・
その頃、エスプリという言葉を知っていたらなぁ・・・。


若くして亡くなったそのマハルちゃんの孫になる赤ちゃんが『去年産まれました』と報告してくれるハトコからの年賀状を見て、あの時の甘い匂いやらあれこれを久々に思い出した、平成27年の年明けでした。



ということで、以前、奥歯の金属の詰め物が取れてからは、キャラメルやハイチュウなどは御法度。
何年も怖くて口にしたことがない、最近では、のど飴かレモングミ専門の、浅野グミ・・じゃなくて、浅野久美です。
みなさま今週も、お正月ボケの重いカラダでのお仕事、大変お疲れさまでした(私です)。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。



ところでフランスキャラメルの箱に描かれていた女の子ですが、
ハリウッドの大女優、シャーリーテンプルさんがモデルだった、ということを、昨年85歳で亡くなった時に初めて知りました。
いま思えば、あの少女の金髪(アメリカ人だけど)とバニラの甘さと国旗の三色、というおしゃれな紙の小さなひきだしは、私なりの初めての『フランス』テイストだったわけですね。



とはいうものの、後々の私にとって、意外にもフランスという国にはあまり縁がなく、
映画とサッカー、ワイン以外に興味は広がらず、数回は訪れたものの、ワールドカップや、仕事、或は他国への中継ぎ・・という、他目的の旅ばかりだったせいか、映画のように、『語り』が多くて、理屈っぽくて、利己主義であまり笑わないキャラ・・がなんとなく今だにフランス人のイメージの基本となってしまっていることに気づいて今さら驚いたりして。
それに加え、バックパッカー経験からも、旅先で仲良くなるのは何故かいつもフランス以外の国の若者たちだったので、直接フランスの文化や国民性にディープに触れる機会ってなかったなぁ・・・と、『シャルリー・エブド』が新たに掲載した風刺画などを見てふと思いました。

テロという残虐な暴力で報復する方法など、もちろん理解の余地はなく嫌悪感しか湧きませんが、それでもやはり、目的がどこにあるか問いたくなるような不快な風刺画をこぞって描き出すフランスメディアの価値観の方もまた理解できません。
このテの皮肉や揶揄は、フランス人のセンスではフツーなのでしょうか。
今回犠牲となってしまった 『シャルリー・エブド』だけでなく、
東京オリンピック招致が決まった際に、福島の原発事故を揶揄した週刊誌の『カナル・アンシェネ』なども風刺画がお得意のようで、あの時は日本人も強く不快感を訴えました。
手足がそれぞれ三本ある、お相撲さんのまわしをつけた奇形の痩せ男二人の絵で、傍らには防護服を着た審判まで描かれていましたっけ。
また、日本代表のGK川島選手の腕が4本ある合成映像を作って流した『フランス2』はフランスの国営テレビ。「福島の影響で手が4本」などというコメントまでされています。
さらに、震災直後には、東北の被災地の様子と原爆投下後の広島の画像を並べ、
「日本は50年も復興努力をしてこなかった」などと茶化したテレビもあったそうですから、これがフランスの『お国柄』と捉えるべきなのか・・・。

平均的なフランス人のみなさんって、こういう風刺を見て一体どんな反応をするのでしょうね。
そこに求められるのは、本気の『笑い』なのか、それとも『知的なアソビがわかる』読者としての自尊確保なのか・・いずれにしても、どうみても行き過ぎたあのセンスを『言論の自由』とするならば、かつては憧れた国ではありますが、やっぱりセンスのない下品な文化のひとつ、と悪口も言いたくなりますよ。


フランス国旗の三色の意味として知られている『自由・平等・博愛』は実はただの俗説なのだそうですが、
現在のような状況だと、俗説でさえ虚しく空回りしてしまいますね。
穏健で真面目に暮らす移民までが、一転して過激派に変わってしまう危険性を孕んだ状況は、フランスやヨーロッパだけではなく、我が国の行く末にも大きく投影される世界的な社会問題だということは、ますます実感せざるを得ません。
今は、一日も早く平穏な状態に戻るよう、祈るばかりです。(以上、浅野久美さんのエッセイ、一部を掲載)


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