仏週刊紙、次号も予定通り「宗教批判緩めない」
読売新聞 1月10日(土)21時15分配信
【パリ=石黒穣】本社が銃撃され編集長らが犠牲となったフランスの政治週刊紙「シャルリー・エブド」は、14日に予定通り次号を発行する準備を進めている。
本社を襲った容疑者兄弟の脅しに屈することなく、これまで通りに批判のこもったイラストを掲載する方針だ。
同紙のイラストレーター、コリン・レイさんは、仏紙リベラシオンに、「宗教をめぐる批判は緩めない」と語り、イスラム教についても、風刺するイラストを描き続けることを宣言した。9日に治安部隊に射殺された容疑者兄弟は、シャルリー・エブド紙がイスラム教を揶揄(やゆ)するイラストを載せたことを銃撃の理由としていた。(以上)
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【菅原出】増える一匹狼型テロ~現状と対策
[桜H27/1/6]
★ 言論には言論で。凶悪なテロは狂っているとしか思えない。
断固テロを許さない姿勢が大切で、やはり「力関係」だろう。テロリストに情や理屈などない。
こんな恐ろしいことが突然起こる。フランスには多くのイスラム教徒が住んでおり、もう三代目にもなるという。
やはりこうした「移民」政策は最初は美談かもしれないが、やはり難しい問題だ。
日本も終戦後、朝鮮進駐軍がしたことはれっきとした「テロ」だった。他民族が住むというのはきれいごとではすまされない。
★ 外務省は海外渡航について注意喚起
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo.asp?infocode=2015C009
≪追加≫「テロは神のご意志ではありません!」ヴェルディのオペラを聴く
★ オペラではヴェルディが「十字軍のロンバルディア人」を作曲している。
ヒロインのジゼルダは、イスラムに同情し、次のようなアリアを歌わせているが、終幕はイスラムの王子が今わの際にキリスト教に改宗、
芸術の世界でもやはりこのような問題を取り上げ、最後はキリスト教の勝利になるようであるが・・・。
Verdi I Lombardi Ato II IX
・・・ジゼルダを歌うソプラノはゲーナ・ディミトローヴァ。20世紀後半に活躍したドラマティコ・ダジリタ(軽快な装飾音と劇的で強大な声を兼ね備えたソプラノ)
「回教徒を狙った狂気!血を流すことは神のご意志ではありません!」
(必死に訴えるジゼルダ、この歌は超絶的な技巧と力量が必要でなかなかジゼルダを歌えるソプラノがいない)
今はテロに対してこの言葉を、「テロは罪もない人を狙った狂気、神のご意志ではありません」
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