ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

今宵は山が美しい・・・  巨匠マリオ・デル・モナコ生誕100周年記念の年

2015年11月21日 | 歌曲

★ 戦後最高の偉大な名歌手、マリオ・デル・モナコが歌う『今宵は山が美しい』・・・歌詞の初めの言葉です。
・・・このブログの主題歌にしています。

Mario del Monaco - Tu ca nun chiagne


Mario del Monaco sings 'Tu ca nun chiange'


民主党政権時代、「尖閣」事件の時、山を見ながら由緒ある神社に参拝していて、この歌が心の中で響いたのです。
マエストロの若き日の歌で。
今年はマエストロ生誕100年記念の年になります。(1915年生まれ)
戦後の日本に貨物船で来日、上野駅で日本の傷痍軍人の為、歌を披露し帽子を差し出して基金を募りました。
まさか人々は世界最高の名歌手が上野駅で歌うなんて思わなかったでしょう・・・。

日本公演はヴェルディ『オテッロ(オセロー)』で、昭和天皇ご臨席でした。
まだ当時はクラシック専用ホールも建てられていなくて、宝塚劇場を借りての上演だったと記録されています。
(イタリアでもミラノスカラ座は戦争で破壊されていましたが、まもなく再建。)
デル・モナコの「黄金のトランペット」と絶賛された声がホールに響き渡った時の感動は伝説となっています。

マエストロはインタビューにこう答えています。
「声帯の休息には沈黙がいい。公演の2日前から誰とも話さない。メモを書く。また歌ったあとでしゃべるのは傷口に酢を注ぐようなもの。オペラの終了後はホテルに逃げ込んで黙っている。
私は人生の大部分を口をきかずに過ごしたわけで大きな犠牲を払った。
完璧であるためにあらゆることを忍ぼうと覚悟していました。」




ではかつての「3テナー」カレーラス・ドミンゴ・パヴァロッティのパリ野外公演から、
同じ曲です。もちろん歌詞はナポリ語。独特の言い回しです。

The 3 Tenors - Tu, Ca Nun Chiagne



・・・靖国神社にて、西村眞悟氏と三宅博氏
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なぜフランス・ロシアが標的に?~鍛冶俊樹氏の軍事ジャーナル

2015年11月21日 | 政治

鍛冶俊樹の軍事ジャーナル
第214号(11月21日)
*なぜ仏露が標的に?

 シリアで、アサド政権打倒の暴動が一斉に起きたのは2011年3月の事だ。社会主義の独裁国家でこうした暴動が自然発生する筈はなく、米オバマ政権の中近東民主化政策に沿ってCIAが反体制派を育成したのは明らかだった。
 その反体制派の中にアルカイダがいたのも、軍事情報関係者の間では特段驚くべきことではなかった。アルカイダはもともと、アフガニスタンに侵攻したソ連軍を迎え撃つために1980年代にCIAが養成したイスラム戦士部隊である。
 アフガニスタンからソ連軍が撤退したため、米国はイスラム戦士への支援を停止した。目的と食い扶持を失った彼らは反米主義に転じて、米国をテロの標的にして反西洋的なイスラム教徒から支持と資金を得たのである。
 米軍のアフガニスタン討伐により四散したアルカイダの残党が「CIAがシリアで旧ソ連の置き土産のアサド政権を打倒するために戦士を募集している」と聞けば、駆け付けるのは自然の勢いだろう。一昨日の友は昨日の敵となり、昨日の敵は今日の友となる。中近東では常識なのだ。

 ところがアサド政権は反体制派に化学兵器を使用し、対して2013年8月オバマはシリアへの攻撃を宣言したものの、ロシアのプーチン大統領がシリアの化学兵器を除去させると約束した為、攻撃は中止となった。
 ロシアは約束通り化学兵器を除去させたが、代わりにシリアへの軍事支援を強化し大量の武器弾薬を提供した。アサドはその武器で反体制派掃討を強化し、堪りかねたアルカイダの残党はイラクに逃げ込んだ。
 イラクはと言えば、米軍の兵器で武装したイラク軍が防衛しているのだが、士気はいたって低い。アルカイダにしてみれば米軍兵器はお手の物、洗脳術もお手の物という訳で、あっという間に降伏したイラク軍を併合して、かくてISIL(イスラム国)が成立した訳だ。
 米国の保護領イラクでのISILの勢力拡大を当初、米国は静観していたが首都バグダットに迫った2014年8月にオバマは遂にイラクのISILへの空爆を決断、対するISILは米国人ジャーナリストの斬首映像をネットで公開し、空爆の中止を要求した。昨日の友が再び今日の敵になった訳だ。
 
 米国は翌月にはヨルダン、サウジアラビアなどと有志連合を結成し、シリアに戻ったISILへの空爆を開始した。共同作戦で米以外の国の空軍も空爆に参加するから空爆地点が重ならないように事前に空爆情報を有志連合で共有する。
 有志連合以外で米軍が空爆情報を提供しているのはイスラエルだけである。イスラエルは有志連合には加わっていないが、以前からシリアを空爆しているのだ。イスラエルはこの空爆情報を事前通告しており、情報交換として米国も空爆情報を事前通告している。
 ただしイスラエルが空爆しているのはシリアのアサド政権の拠点であり、ISILは含まれていない。シリアISILへの空爆が余り効果が上がらず、事前に情報が洩れているのではないかとは開始直後から囁かれていた。もし漏れているとすればどこの国から漏れているのか、お考えいただきたい。

 さてロシアはこの9月30日にシリアのISILへの空爆を開始した。米国が翌日、「ロシアはISIL以外の反体制派を空爆した」と非難した。つまりロシアは米国に空爆の事前情報を提供していないのだ。米国に漏れなければISILにも漏れないから空爆は極めて効果的で、効果的だからこそ、ISILはロシア旅客機をテロ攻撃したのだ。
 フランスも9月27日にシリアのISILを初空爆したが、仏空軍はドゴール時代から米軍との情報交換には消極的だった。シリアはもともとフランスの植民地でありフランスは現在も有効な情報網を持っているから、米国との情報交換を必要としなかった筈である。
 つまりフランスも米国に情報提供しなかったが故に効果的な空爆が出来、従ってISILも効果的に反応したのである。
 なおISILはこの直後米国へのテロ予告を行った。米国が情報漏洩を止めたか、止めることへの警告であろう。(以上)

軍事ジャーナリスト 鍛冶俊樹(かじとしき)





★ ロシア・フランス・アメリカ・サウジ・イスラエルなど、もちろんドイツも、長い歴史の中でこうなることは予測しなければいけなかったのですが、宗教対立を建前にしたテロへの資金を絶たねばならないと思います。
日本は「テロ」は断じて許さない、しかし安易な「横並び」は避けていくべきと思うのです。
しかし経済優先のあまり「移民政策」をすすめ、そのマイナス面について「先送り」してきた結果がこうなるということを、日本は欧州の例で知らねばならないと思います。





★ ヴェルディのオペラ『アロルド』~シリアの灼熱の太陽のもとで。(演奏時間は2分余り)


歌唱はヴェルディを歌って理想的なテノーレ、カルロ・ベルゴンツイ。
CARLO BERGONZI "Sotto il sol dal Siria ardente" Aroldo



コメント (2)
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陸自元幹部、ロシアに情報漏洩か。 ロシア艦、沖縄近海で活動、その前は中国艦が尖閣付近に。

2015年11月21日 | 政治

★ 以前に共産党が自衛隊の秘密を知っていたということがあったが、それとも関連すると思うのです。
工作員が入り込んでいるのは確実なので、しっかり調べて対策をお願いしたいと思います。


元陸自幹部 露に情報漏洩か 警視庁公安部が事情聴取

 陸上自衛隊の元幹部が、諜報活動に関与していたとみられるロシア大使館関係者らとの接触を確認され、警視庁公安部が元幹部の自宅を家宅捜索し、事情を聴くなどしていたことが6日、関係者への取材で分かった。公安部は、元幹部が大使館関係者に職務上知り得た情報などを漏洩(ろうえい)した可能性があるとみて、自衛官の守秘を定めた自衛隊法違反の疑いなどを視野に慎重に捜査を進めている。

 関係者などによると、元幹部は60代の男性で陸自の重要ポストを経て、平成21年に退官した。


戦術「教範」大使館関係者へ譲渡

 元幹部は退官後、ロシア大使館関係者らと面識を持ち、接触を重ねていたとみられるという。元幹部は大使館関係者側に対して、陸上自衛隊の戦術などについて記述された「教範」と呼ばれる冊子を譲渡した可能性がある。

 譲渡した冊子は自分の部下だった自衛官に依頼するなどして入手したとみられる。元幹部は公安部の聴取に対し、冊子を渡したことを認めているという。

公安部は、譲渡したとされる冊子の内容を確認した上で防衛省に照会を行ったが、自衛官であれば誰でも購入でき、秘密性は低いとみられるという。公安部は、元幹部が重要性の高い情報を漏洩させた可能性もあるとみて、さらに調べを進めている。

 自衛隊法では、自衛官らが職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならないとする守秘義務を定めている。守秘義務は退官後も、同様に課せられる定めとなっている。

 関係者によると、元幹部が接触していた大使館関係者の中には、ロシア軍の諜報機関「参謀本部情報総局」(GRU)所属の人物が含まれていたという。GRUは多数の情報員を「外交官」として各国の在外公館に送り込んでいるとされる。(産経)


★ 下記の2つのニュースは沖縄の近海で起こった出来事、沖縄県知事、このことは知っているはず。

ロシア艦、沖縄近海で活動 接続水域内も航行

 防衛省統合幕僚監部は20日、ロシア海軍の艦艇4隻が沖縄本島や宮古島周辺の公海上で9日から20日にかけて、ヘリコプターの発着訓練をしたり、停泊したりしていたのを確認したと発表した。領海侵入はない。

 4隻は沖縄県の鳥島や宮古島などの接続水域内も航行した。ロシア海軍が沖縄周辺海域で数日間活動することは珍しく、防衛省はロシア側の意図を分析している。

 統幕によると、4隻はミサイル巡洋艦とミサイル駆逐艦、補給艦、救難えい船で、20日午前、同海域を離れた。

 12月にインド洋のベンガル湾でインド海軍と合同で実施する演習に参加するとみられる。(産経)


中国の海軍艦艇が尖閣付近で「特異な動き」

 防衛省は12日、中国海軍の艦艇1隻が11日午後5時頃から12日午後7時頃にかけ、尖閣諸島(沖縄県石垣市)南方の接続水域の外側を東西に航行しているのを確認したと発表した。公海上の航行で、日本の領海や接続水域への侵入はなかった。

 防衛省によると、航行が確認されたのはドンディアオ級情報収集艦。海上自衛隊のP3C哨戒機が発見した。中国艦は西進した後に反転して東進、さらに西進して同海域を抜けた。防衛省幹部は「同海域で中国の海軍艦艇の活動が確認されたのは初めて。動きも特異だった。意図は分析中だ」としている。

 海自は中国艦艇に無線で目的を尋ねる呼びかけを行ったが、詳細な応答は公表していない。(産経)



田母神俊雄 ‏@toshio_tamogami · 11月18日
日本政府が代執行を求め沖縄県知事を提訴するという。国の安全保障について政府と沖縄県が法廷で争う。おかしなことだ。沖縄県知事は何故国が決めたことにそれほど強く反対するのか。国は法廷闘争ではなく法律を作り沖縄県知事が動けないようにすれば良い。沖縄県知事は安全保障には責任を持てないのだ


★ パリやアフリカのマリでのテロに世界は注目、その間にも日本は危険な現実をしっかり知らないといけない。
  民主党政権時代の「尖閣」事件では覆い隠していたが、今回はテレビのニュースでも報道されたようだ。
  沖縄の翁長知事、この実態をどう見るのか? 尖閣も沖縄県ですが。

コメント (4)
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