ブログのコンサート・ホール
Callas__phenomenal_Eflat_diminuendo_in_Amina_s_finale.mp4
・・・1958年といえば、100キロだったカラスがまるでバレリーナのようにスマートになってスカラの聴衆の前にあらわれてから3年目。
ベッリーニ作曲「夢遊病の女」フィナーレ
幕を追うにしたがって歌はますます冴えわたった。伝説的な名演である。
指揮は当時ほとんど無名のレナード・バーンスタイン。
名指揮者セラフィンやカラヤンと仲違いしていたカラスは新人のバーンスタインを指名したという。
バーンスタインはそれ以降、世界中でオーケストラへ美しい弱音の響きを要求する時「カラスピアニッシモで」と指示したという。
カラスという稀有な天才の音楽的なとりこになったと感謝していた。
★ では次は今でも世界のファンを賑わせているヴェルディ「アイーダ」(1951年)
Maria Callas - "Gloria all'Egitto"
・・・1951年、まだ若きマリア・カラス、やはり若きマリオ・デル・モナコと共演。
ヴェルディが書いていない超高音を最後にフォルテッシモで歌ったカラスにデル・モナコは激怒したとか・・・。
(「カラスは性格がきつかった」と後年デル・モナコは話し、あまりお気に召さないようだった。)
このふたり、プライドをかけてステージでは強烈に争った。(仲は良くない)
それがまた聴き手にはスリリングで面白い。
これほどの声の饗宴(競演)は、またとないからである。
★ 上記の赤いバラは「マリア・カラス」という名のバラ。
昨日はヴァーグナーを歌った。しかしなんとなく私ではないような・・・発声やその他ではなく違和感。
★ やんちゃな子猫「フィガロくん」の写真はrimrom789さまのところから・・・。