その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

とある職場の風景 ラグビー・ワールドカップ 「明日は日本戦だけど・・・」

2011-09-15 23:28:12 | ロンドン日記 (日常)
 総務担当の英国人マネジャーが「相談したいことがある」とやってきた。

「明日の朝に、ラグビーのワールドカップの日本対ニュージーランド戦があります。去年のサッカーのワールドカップと同じように(サッカーの職場観戦の模様はこちら→)、会議室を開放して、上長の許可がある人は観戦できるような環境を作ったらどうだろう?」

「へぇ~。明日、日本戦なんだ」

「知らなかった?(ちょっと、がっかりの風で)日本人はラグビーに興味ないのか?」

「いや、そんなことはないよ。・・・・日本人もラグビーは好きだけど、ワールドカップは勝ったことが無いから、皆、もうあきらめていると思うよ」

「(さらにがっかりの風で)じゃあ、セットしなくてもいい?」

「う~ん、せっかくセットしてくれても観る人居ないと思うけど・・・」

「(ほとんどキャッチセールス風に)会議室は空いていることが確認できているから、直ぐにでも準備して、社員周知をかけることはできるよ・・・」

(う~ん、妙に準備が良いのだなあ~)と感心したところで、やっとピンと来た。(そうか、今後のイングランド戦を観戦するための布石なのだ。そういうことか!)

「ありがとう。じゃあ、せっかくの機会だから、セットしてもらおう。」

「(素晴らしい笑顔で)わかった。直ぐ、やるよ」

5分後には” Rugby World Cup: Japan - New Zealand”というSubjectの全社員周知―メールが流れていた。良いのか、悪いのか、全く分からないが、こっちの人とのコミュニケーションも妙に慣れてきた自分がいる。


コメント (2)
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