その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

おそるべし日本の工夫力

2012-02-28 22:06:11 | ロンドン日記 (日常)
 2日間の東京帰省中の日曜日、東京マラソンの開催日と重なっていて、テレビではいろいろマラソン関連の番組をいくつか目にしました。

 驚いたのは、色んなマラソン・グッズ。例えば、電子マネーエディ付きのリストバンド。ランニング中の水分・栄養補給に自動販売機やコンビニでキャッシュレスで買い物ができるように、リストバンドにエディのタグが縫い付けてあります。しかも、リストバンドに小さなポケットもついていて、小銭も何枚か入るようになっている。

 また、揺れにくいウエストポーチ。ランニング中に携帯するペットボトルを腰の後ろに、前方には栄養スナックなどを入れるポーチ。それだけなら珍しくないのですが、そのポーチは走行中も極力揺れを防ぐように、ベルト部分が身体に密着するような形状的、構造的な工夫が施してあります。さらに揺れないベスト型ランニングポーチも。これを着て走ろうとは思わないけど、これを開発したチームは尊敬。(こちら→)

 そして、解けないランニングシューズ用靴紐。ゴムで出来た靴紐で、結ぶ必要なし。結ばないから解けるわけが無いという、すごい靴紐です。(商品はこちら⇒)

 さらに、ランニング・シューズの色、デザインの豊富なこと。同じタイプのシューズでもイギリスのスポーツ用品店で見るスタンダードなものから、色とりどりの目がくらむようなカラフルな品揃えです。

 1,2時間テレビを眺めていただけで、これだけの多種多様なランニンググッズが紹介される日本の工夫力。携帯電話だとそれが、ガラパゴス化に繋がっているとか言われるが、この絶え間なきカイゼン魂は文句なしに感服します。こうした商品を開発するメーカーと、こういった一工夫商品を求め、喜ぶ消費者。間違いない、日本人の誇るべき国民性の一面だと思いました。

コメント
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