その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

マドリッド週末旅行/ プラド美術館ほか

2012-12-13 22:18:32 | 旅行 海外
 翌朝の日曜日は、前日とは打って変わった快晴の天気。空気は冷たいですが、絶好のランニング、ウォーキング日和です。この日のお目当てプラド美術館はホテルから3キロ弱程だったので、歩いて行きました。


≪シべレス広場に面する財務省の建物≫


≪プラド通りには美しい彫像がいくつもあります≫

【プラド美術館】
 プラド美術館を訪ねるのは2回目ですが、前回は夜間開館時に駆け足で立ち寄っただけですので、じっくりと見学するのは初めてです。特別展が開催されていたせいか、入場券を買う列が長々とできていて、チケット購入に20分ほどかかりました。限られた時間の旅行ではこうした待ち時間は、結構イライラさせられます。


≪正面から≫


≪ゴヤの銅像≫


≪チケット売り場。結構、並びました≫

 中に入ってみれば、ここのコレクションの素晴らしさにうならされます。ため息が出るほど、重量級の作品がこれでもかという程、並んでいます。イタリアルネッサンスから、ベラスケス、ゴヤ、エル・グレコなどの本場スペイン絵画、そして16-17世紀にはスペイン領であったフランドルの絵画も。ただただ、驚き、感動しながら、絵を追って館内を練り歩きました。さすが、王室のコレクションがベースになっているだけあります。たっぷり半日かけても、全然時間と体力が足りません。


≪入り口です≫


≪2階の中央廊下≫


≪ベラスケスの「女官たち」の前≫



【サンミゲル市場】
 その後、マドリッドの「へそ」プエルタ・デル・ソル広場で友人と待ち合わせ、数十年ぶりの再会。


≪プエルタ・デル・ソル広場≫

 近辺を散策しながら、サンミゲル市場(Mercado de San Miguel)を訪れました。クリスマスを前にした買い物客でどった替えしていましたが、所狭しと並んだ魚介やハムやフルーツは、思わず手が伸びそう。市場の中にはワインバーやタパス屋が入っており、見るからにおいしそうで、ワイングラスを片手にタパスと行きたいところだったのですが、年末のアメ横のようなすごい人出(もう何年も行ってませんが)で、とてものんびりワインなんぞ飲んでいる雰囲気ではありません。このはしゃいだ、高揚した雰囲気を味わうにとどめ、市場を後にしましたが、何とも後ろ髪引かれる思いでした。


≪市場入り口≫


≪生ハム売り場≫


≪凄い人出です≫


≪魚屋さん≫

 結局、近くのスペイン料理レストランに入って、再会を祝って地元のワインで祝杯をあげ、2時間のゆったりランチを楽しみ、マドリッドを後にしました。30時間に満たない短い滞在でしたが、懐かしい友人にも会えたし、行きたかった所には足を運べたので、大満足の週末旅行となりました。

 2011年12月4日
コメント (2)
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