仕事の参考になるかと思って、読んでみた。
日系企業のグローバル化を考えるフレームワークが綺麗にまとまっている。が、それゆえに教科書的で、ワクワクしないし、実践に生かせそうな気があまりしない。下記の目次にある7つのテーマに分けて、グローバル化の進むべき道を示してくれており、いくつかの事例や「日本企業はどうするべきか」ということも書いてくれている。でも、理論的ではあるが、生々しいリアリティが感じられないので、読んでいて力が入らない。どんなビジネスもそうだが、グローバル化はもっと泥臭いはずなのに・・・。
悪い本ではないと思うのだが、チェックリストとして使うのが一番という印象だった。
目次
序章 目の前にある構造変化と日本企業の現在地
第1章 企業理念――企業理念を血肉にする
第2章 組織要件――組織の3つの機能を設計する
第3章 業務プロセスとインフラ ――グローバルインテグレーションで筋肉質化する
第4章 人材要件――現場の人材・人事制度を「見える化」する
第5章 人材マネジメントのプロセスとインフラ――グローバル人材チームを育成する
第6章 成長方針、M&A――「マーガニック」戦略で自己成長と買収による成長を使い分ける
第7章 変革のリーダーシップ――三極リーダーシップを構築する
終章 いま日本企業がやるべきこと