その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

輿津要 編 『古典落語』(講談社学術文庫、2002)

2016-12-31 08:00:00 | 


 落語とはこれまで何の縁もなかったが、立川談春の「赤とんぼ」を読んで、ちょっと興味を持って、隙間時間にYouTubeで落語をちょくちょく見ている。世の中便利になったものだ。次から次へと楽しめる。

 確かに「芸」だなあと思う。同じネタでも落語家によって印象が全然違ってくる。こりゃあ、のめりこむと深そうだ。

 落語を見たり、聞くのも面白いが、読んでみてもいいかなと思い。古典落語の本を読んでみた。ちょっと面倒くさい今の世の中から見ると、ずいぶんのんきで、楽しそうな世界に見える。こんな余裕があっても良いよねと思う。

 落語鑑賞を嗜む人にとって、本で落語を読むなんて、邪道中の邪道なのかもしれないけど、隙間時間の息抜きにはもってこいである。



目次

明烏/三人旅/厩火事/千早振る/そこつ長屋/三方一両損/たがや/居残り佐平次/目黒のさんま/小言幸兵衛/道具屋/時そば/芝浜/寿限無/三枚起請/崇徳院/野ざらし/青菜/らくだ/がまの油/子別れ
コメント (2)
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