その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

広島・呉旅行(4):海軍の街、呉を訪れる

2018-05-17 07:30:00 | 旅行 日本

《潜水艦あきしお。大きい!》

 3日目は、呉へ遠足。目的は二つ。一つは呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)の見学。もうひとつは映画「この世界の片隅に」のロケ地訪問です。呉は広島駅から快速に乗って30分ちょっとで到着します。途中、車窓から瀬戸内海が見えて、関東の太平洋岸の風景とは違った長閑な風景が楽しめます。

 到着後はさっそく、呉市海事歴史科学館へ。この博物館は「呉が建造した戦艦大和を通して、呉の歴史・呉の技術、そして平和の大切さを一人でも多くの人に伝える事を目的として建設された」もので、「大和ミュージアム」という愛称がついています(博物館ホームページ)。


《戦艦大和の実物の模型》

 人それぞれ興味があるところは違うと思いますが、私は1階の「呉の歴史」、「呉の歴史 戦艦「大和」」が面白かった。まさに呉の歴史は海軍の歴史であり、すなわち日本の近現代史であることが良くわかります。また、戦艦大和については、その歴史的位置づけはセンシティブですが、この艦に託された多くの人の思いが伝わってきます。


《年代を追って呉、海軍、日本の近現代史を追います》


《軍艦も石炭で動いてたんですね》


《ゼロ戦の実物展示もあります》

 丁度、「企画展 戦艦「長門」と日本海軍」という企画展が開催中で、こちらは志半ばで沈んだ大和と違い、長く連合艦隊の旗艦を務めた百戦練磨の軍艦です。まさに、日本海軍とともに歩んだ艦と言っても過言ではないでしょう。



 大和ミュージアムに続いては、道路挟んで向かいにある海上自衛隊呉資料館 てつのくじら館へ。ここでは、海上自衛隊の歩みや掃海艇の活躍、潜水艦の活躍が紹介されています。面白いのは、実物の潜水艦あきしおの中を見学できること。中は想像よりは広いものではありましたが、それでもこの中で長く業務に就くのはつらいでしょうね。




《名物?あきしおカレー。11:45には完売となりました》

 更に、15分ほど歩いて呉鎮守府司令長官官舎がある入船山記念館へ。






《重要文化財に指定されてい司令長官官舎》


《公用としての洋館部分と私邸部分の和館部に分かれています》


《敷地には東郷平八郎が住んでいた家の離れが移転されてます》

 海軍と歩んだ呉の歴史が体感できます。

(つづく)
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