その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

雨の富良野・美瑛の過ごし方は???(2019年夏・北海道旅行(3))

2019-08-22 07:30:00 | 旅行 日本

 旅行2日目午後・3日目は、富良野・美瑛で、のろっこ号なる観光列車に乗って富良野~美瑛の風景を楽しんだり、電動自転車借りて美瑛の丘を縦横無尽に制覇するつもりだったのですが、一向にやまない雨のため断念。雨の中、富良野・美瑛でどう過ごそうか、グーグル先生に聞いたり、自分なりに考えた挙句の末はこんな感じでした。

0)雨の中の朝ランニング(おススメできず)
 まだ北海道に来て走れてないので、多少の雨ならと思い、小雨が降る中、富良野を早朝ランニング。富良野と言えばファーム富田。朝7時前の誰もいないファーム富田を独り占めするのはそれなりに快感ですが、途中雨がひどくなってずぶ濡れ。気温も14℃ぐらいなので寒い、寒い。


<自分以外、ホントに誰もいない>


<雨でレンズも曇ってきた>

1)後藤純男美術館(おススメ)
 後藤純男画伯自身がアトリエを立てた富良野の地に1997年に開館した美術館です。後藤画伯の絵はどこかで見た記憶はありますが、まとめて鑑賞するのは初めて。繊細に日本の伝統的な美を引き出す画は、私が若い時なら退屈だったかもしれませんが、だんだんこうした絵の良さも分かるようになってきました。成長したのか、単に精神的に老けたのか???


<リゾートのなんちゃって美術館ではありません。本格的な日本画個人美術館です>


<「行く春大和」2002年>

2)ホテル・温泉でまったり(おススメ)
富良野で滞在したホテル(富良野SPA &Resortラテール)は、従業員の方も対応が丁寧かつすこぶる快適な宿で、3日目午前中は温泉に浸かったり、部屋で読書などしながら過ごしました。天候のため半分ほどしか見えませんが、十勝岳に面し広々とした部屋の窓からの風景も素晴らしいです。ゆっくりリラックスできてよかった。ちなみに、ここの温泉は、日帰り温泉施設も兼ねているので、宿泊者以外でも利用できます。宿泊者以外も利用できるので、芋洗い温泉だったり、騒がしいのではないかと恐れていたところもあったのですが、全然そんなことはありませんでした。(もちろん、車でちょっと行けば白金温泉とか十勝岳温泉とかさらに本格的な温泉もあります)


<部屋から十勝岳を望む>

3)雨を気にせず、美瑛をドライブ
 やはり折角美瑛まで来たのだからということで、定番スポットをドライブ。時折、雨もお休みになり、曇り空ではあるものの、いかにも美瑛という風景を多少なりとも楽しむことができました。


<美瑛 三愛の丘>



風景写真家・前田真三氏の写真ギャラリー>


〈名前はないが印象的な木〉


<防風林?>


<美馬牛小学校>


<青い池:ここだけ沢山の観光客がいました>

4)旭川に行く
 結局、3日目は富良野・美瑛は半日で切り上げ、旭川に向かいました。ご当地旭川ラーメンを食し、地元の旭川市立博物館でアイヌ民族の歴史などをお勉強。北海道から樺太に渡ったアイヌ民族が13-14世紀にはモンゴル(元)と戦っていたなんて初めて知り新鮮でした。


<お昼時はとっくに過ぎているのに30分待ち>


<らーめんや天金の旭川ラーメンは、待った甲斐あってとっても美味でした>

 
<古代アイヌ民族の暮らし @旭川市立博物館>


<旭川の縄文後期の土器>

夕方の特急「カムイ」(名前が格好いい!)で札幌に向かいました。「自然」を楽しむはずの旅行前半戦は、雨で不完全燃焼に終わりましたが、そのおかげで想定外の発見・出会いもありました。やはり旅は楽しいものです。


〈特急カムイは旭川~札幌を1時間25分で結びます>

2019年8月9‐10日

コメント
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