少し隙間時間があったので、タクシー使って北海道立近代美術館を訪れました。北海道立近代美術館のコレクションからの西洋版画展がお目当てです。
デューラー、レンブラント、ホガース、ゴヤなどの西洋画家の巨人たちの版画が展示されています。細部まで丁寧に描写された版画は、いったいどうやってここまで版画でできるのかとっても不思議。大雪のせいで訪問者もほとんどおらず、作品を独り占め、大接近可の鑑賞となりました。
《ホガースの侵略(イギリス):いろんな寓意が隠れてるらしいが、読み取れず》
たまたまだと思うのですが、テーマにはキリスト教や戦争を描いたものが多く展示されています。デューラーが受難をテーマに連作しているのを見る一方で、ホガースやゴヤらは、英仏や仏蘭西・スペインの戦争を描き、拷問、処刑など勝者が敗者に対していかに極悪非道な行為等を行ってきたかが描かれており、人間の罪深さに思いが及びます。
1時間にも満たない滞在でしたが、出張先の隙間時間活用としてはこれ以上は無いぐらいの満足度でした。
《美術館の外は大雪》
2021年12月18日訪問
PS:タクシーの運転手さんから、「お客さん、今日東京に帰るんだったら、2,3時間前には空港に行く感じで予定たてたほうが良いよ。飛行機よりも電車のほうが雪で止まるからね。」とのアドバイスを踏まえ、ビジネス・ランチは短めに済ませ、空港に向かいました。運ちゃんの言う通り、エアポート快速は、間引き運転かつゆっくり運転で、通常の倍以上の時間がかかり、飛行機出発ぎりぎりであせりました。冬の北海道、要注意です。
《雪少なく、太陽も照らす新千歳空港:内陸の千歳と日本海側の札幌は全然天候が違うことを初めて知りました》
《夕闇の富士山が美しい》