その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

業績目標評価フィードバック

2010-07-26 23:37:39 | ロンドン日記 (日常)
 年に2回実施する評価のフィードバック。今回で3回目になるが、これはとってもストレス。良い話ばかりするわけではないから、特に良くない点数をつけなくてはいけない人に対してはとっても神経を使う。

 日本の親会社では、まあ良くも悪くも、評価の理想と現実というのが、評価するほうも、されるほうも予定調和的なところが多少ある (若い人へのフィードバックはこの調和が通用しないので、結構もめるが、所詮は日本語なので。。。) が、こっちのフィードバックは、ガチンコ勝負である。農耕民族の私が鍬持って、狩猟民族の騎馬隊に立ち向かうような感覚だ。

 いつもこのフィードバックのやり方は悩むので、今回は、ビジネスコーチの人に相談した。すると、とっても役立つ資料を見せてくれた。

 著作権もあるので、一部だけ、さわりを紹介すると・・・


『日本人と欧米人との間の会話を観察すると、間違った表現を使うことで問題が起きるより、何かを言えば良いのに何も言わなかったことで起きる問題の方がはるかに多い。欧米人は完ぺきな英語文法を期待しているわけではない。 欧米人はコミュニケーションしようとする努力を評価する。』

『フィードバックの目的は、相手がどの点を成功しているか、どこを改善したらいいか、を分かってもらうことである。 欧米人はフィードバックを多く受けることに慣れている。特に上司から。』

『フィードバックを提供することによって、その人を気に掛けていること、そして成功するように援助したいと思う気持ちを伝えられる。』

『ネガティブフィードバックの方法

1. 問題行動を指摘する
  問題がどこにあるかを分かりやすく指摘する。できるだけ具体例を示す。

2. 望ましくない行動の良くない結果を指摘する
  具体的な情報を提供する必要がある。行動の結果を指摘することは、
  今後同じような事を起こさないように努力させる動機となる

3. 今後どんな行動をとって欲しいのか
  指導することが目的なので、期待する行動をできるだけ具体的に述べる
  必要がある。』

 実践はこれよりはるかに難しいが、やるしかないのである。
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