男のストロング

　男は強くあれ、と言われたのはいつの時代だろう。
　今時そんなことを言うと、やれ男女差別だ、セクハラだと非難されそうだ。
　今はどう考えても女のほうが強い。
　女が強くなったのか、男が弱くなったのか、どっちだろう。
　たぶん男が弱くなったのだろう。

　男と同じく、弱くなったものがある。
　煙草だ。
　嫌煙運動の高まりに伴い、ニコチン、タールの量を減らした、マイルドやライトなどという軟弱な煙草が世に溢れている。
　逆に煙草と同じくらい身体に悪そうな酒は、純度や度数の高いストロング･タイプなるものが発売されている。
　コーラだってそうだ。強炭酸、超炭酸といったヤツが出てきている。

　JTもここは開き直って、ストロング･タイプの煙草を出したらどうだろう。
　ピース･ストロングとかワイルド･セブンとかヘビー･ホープとかね。
　CMも昔の菊正宗を真似て、「軟弱な煙草が多いとお嘆きの貴兄に、超強力なピース･ストロングを贈ります」なんてね。
　昔は、大手新聞の全面広告で「今日も元気だ　たばこがうまい!」なんて大々的に謳ってたもんだよ。

祇園祭らしい

　京都の夏のビッグイベント、祇園祭が始まったようだ。今夜は宵々山だ。
　
　大学の5年間と、就職してからも6年ほど京都に住んでいたが、祇園祭に行ったのは大学1回生の時の宵山と、就職1年目の山鉾巡行の2回だけだ。
　生来の出不精と人込みが嫌いな性分なので、先輩や友人の強制連行以外は行ったことがない。

　祭以外も、国内外問わず、旅行や、遊園地とかコンサートなど、遠出や人の集まるイベントは苦手だ。
　でも往年のスーパースター、例えば、ポールやストーンズ、マドンナあたりだと行くけどね。それも京阪神圏内ね。
　旅行やイベントは、若い時は、まわりに流されて付き合っていたが、40代になって以降、いろいろ理由をつけて断っている。
　
　旅行が嫌いと言うと、ちょっとした変人扱いされるが、人それぞれの好みは尊重されるべきだ。
　わざわざ高い金を出して、窮屈なエコノミーシートで、10時間以上もかけて外国へ行くなど、ご免蒙りたいものだ。
　今日びグーグルアースやネットでも、現地の情景は観られるじゃないか。

1曲だけでいいんだ

　夏はウクレレのシーズンだ。ご無沙汰だった練習も再開した。
　
　新しい課題曲をYou Tubeで探すと、夏にピッタリの曲が見つかった。
　ベンチャーズの「ダイアモンド･ヘッド」だ。あのテケテケテケテケがかっこいい。

　早速、動画を見ながら耳コピにチャレンジするも、音数が多い上、指のポジションがわかりにくい。
　それで楽譜を検索すると2,700円もする。
　10数曲入っているが、欲しいのは1曲だけだ。1曲のために2,700円も出すのはもったいない。
　
　無料の楽譜や1曲だけの楽譜は見当たらない。
　まるでマイクロソフトの抱き合わせ販売だ。
　
　とりあえず、動画を参考に繰り返し練習するしかないか。