★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

生まれいずる悩み

2020年11月21日 19時49分08秒 | 徒然(つれづれ)
 朝、空腹で目が覚めた。
 尿意で目が覚めることはあったが、空腹のせいで目覚めるなど珍しい。
 いずれにしても健康な証拠か。

 スマホを見たら午前6時半だ。
 ここは早めにウォーキングに出て、パワーブランチを食べようと、ネットで検索。

 熟考して最終候補に残ったのが、すき家の「牛すき鍋定食(780円)」、松のやの「カキフライ定食(790円)」、松屋の「牛チゲ&カルビ焼肉膳(790円)」だ。
 牛すき鍋は日本人のこの時期の定番、カキフライもこの季節ならでは、牛チゲ&カルビもピリ辛で食が進みそうだ。
 三者三様、どれもそれなりに旨そうで、甲乙、もひとつ丙つけがたい。

 早朝から、生まれいずる悩みだ。
 人生の黄昏時の悩みにしては、なんとも間が抜けているようだが、私にとっては切実な悩みだ。

 すき鍋は松屋や吉野家でも食べられる、そんな思いで、ウォーキングコースの最初のポイント、すき家をとりあえずスルー。
 次の松のやも、カキフライの季節はまだまだ続く、とばかりに涙を飲んで勇気ある通過。
 そして最後の松屋の前で、やっぱりカキフライがよかったかな、などと雑念が生じる。

 そうなると、牛チゲがなんとなく食べたくなくなった。
 しかし松のやまで戻るには距離があり過ぎる。

 そこで松屋もチゲ鍋ののぼりを横目に通り過ぎ、ついでに自宅も通り過ぎ、24時間営業の王将へと方向転換。
 結局、餃子と回鍋肉と生ビールのブランチに落ち着く。
 なんじゃこりゃ。
 朝、生まれいでた悩みが霧散した瞬間だ。
 どれにもありつけなかった虚しさや、自身の優柔不断さに苦笑する。
 しかしどれを食べたらよかったのだろう。
 


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