★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

ソ、ソ、ソクラテスか・・・

2022年08月29日 12時15分20秒 | 徒然(つれづれ)
 ソクラテス曰く、「生きるために食べよ、食べるために生きるな」。
 食べることは手段であり、目的ではないということだろう。
 取りようによっては、生命維持のための食は最小限に徹し、美味い料理を追求するな、という風にも聞こえる。

 粗食の勧め、飽食、美食に対する戒めか。
 味音痴で食に無関心の私には合致するが、じゃあ、グルメを生業、あるいは至高の楽しみとする人間はどうすればいいのか。

 そこから派生してよく言われるのが、「生きる」を「仕事をする」に置き換えて「仕事をするために食べよ、食べるために仕事をするな」だ。
 理想はそうかもしれないが、ほとんどの人間が食べるために仕事をしているのを見ると、現実にマッチしていない。

 また、「食べる」を「仕事をする」に置き換えると「生きるために仕事をせよ、仕事をするために生きるな」となる。
 これは納得、不服半々だろう。

 要するに、生きる、食べる、仕事をする、は人生において、ある意味、同義語だ。
 どれを目的にするか、手段にするかは人それぞれだ。
 大昔の偉人に倣う必要などないのだ。

 

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