ダレル・ハフ『統計でウソをつく法』(講談社ブルーバックス)
とても古い本です。
日本で発行されたのは1968年。
図書館で借りた、いま手元にあるものは
1989年発行の43刷。これだけでもすごいです。
すでに20年近く前のもの。紙はすっかり変色。
アメリカで出たのは、多分1950年ぐらいでしょう。
なにしろ、例に出てくるのが1930~40年代。
50年以上前に書かれていても、内容は新鮮。
いまでも同じことが当てはまります。
さて、内容は統計にだまされるな、というお話。
例えば、エール大学(アメリカの一流大学)を
25年前に卒業した人の年間平均所得のお話。
2万5111ドルだと雑誌に出ていたそうです。
それは多分、当時にしてみればかなりの額。
さすがエール大学、ということになりそうですが、
本当にそう言えるのだろうか、と著者は問いかけます。
卒業後25年も経っているので、一体どれだけの人に聞けたのか、
連絡が取れなくなっているような人はもっと所得が低いかもしれない、
聞けたとしても、本当のことを答えているだろうか、
虚栄心から、実際より高く答えている可能性もあるのではないか、
と、数々の疑問を提示して、
統計を鵜呑みにする危険性を教えてくれます。
一方、統計を都合よく使って
人をだます、までは行かないまでも、ごまかそうとする人もいます。
いくらでもその方法はあるのです。
この本は、ほかの本で紹介されていて、
とても気になったので読んでみました。
なるほど、何十年もの間読み続けられてきたことはあります。
ほこりっぽさをガマンしながら読む価値はあります。
とても古い本です。
日本で発行されたのは1968年。
図書館で借りた、いま手元にあるものは
1989年発行の43刷。これだけでもすごいです。
すでに20年近く前のもの。紙はすっかり変色。
アメリカで出たのは、多分1950年ぐらいでしょう。
なにしろ、例に出てくるのが1930~40年代。
50年以上前に書かれていても、内容は新鮮。
いまでも同じことが当てはまります。
さて、内容は統計にだまされるな、というお話。
例えば、エール大学(アメリカの一流大学)を
25年前に卒業した人の年間平均所得のお話。
2万5111ドルだと雑誌に出ていたそうです。
それは多分、当時にしてみればかなりの額。
さすがエール大学、ということになりそうですが、
本当にそう言えるのだろうか、と著者は問いかけます。
卒業後25年も経っているので、一体どれだけの人に聞けたのか、
連絡が取れなくなっているような人はもっと所得が低いかもしれない、
聞けたとしても、本当のことを答えているだろうか、
虚栄心から、実際より高く答えている可能性もあるのではないか、
と、数々の疑問を提示して、
統計を鵜呑みにする危険性を教えてくれます。
一方、統計を都合よく使って
人をだます、までは行かないまでも、ごまかそうとする人もいます。
いくらでもその方法はあるのです。
この本は、ほかの本で紹介されていて、
とても気になったので読んでみました。
なるほど、何十年もの間読み続けられてきたことはあります。
ほこりっぽさをガマンしながら読む価値はあります。