札幌から青森や盛岡は思いのほか遠い。
今回も札幌から高速バス~フェリー~高速バス~ローカル線を乗り継ぎ、首都圏まで来た。約26時間かかった。
前回(7月下旬)は、JRの北海道・東日本パスを使い、ローカル線(一部三セク)を乗り継ぎ、東京まで約37時間かかった。
話を戻すと… 盛岡まで特急+新幹線でも最短で約5時間。高速バス+フェリー+高速バスで約13時間。ローカル線+青函航路なら軽く1日(24時間)かかる。
新幹線の札幌延伸によって、利便性が上がるのは仙台以北の東北地域。東京や仙台には飛行機の選択肢もあるから、時間的メリットはさほどでもないが、青森や盛岡は新幹線延伸効果は多大だと思う。問題はどれだけの利用者がいるのかということ。この点では東京や仙台の比にはならない。
ただし、日本海側(秋田など)はフェリーを使うのが、時間面・コスト面ともに良さそうだから、北海道からの新幹線効果は薄いといわざるを得ない。
北海道新幹線の利用促進の問題は、仙台以北の東北地域の利用促進の問題とも絡んでくる。これをどうするか?
沿線地域は(交流人口も含め)人口減少が地域の大きな課題でもある。新幹線も人口減少も国の重要課題。どう対応するのか?対応を誤ると、将来に負の遺産を残すことにもなりかねない。