3日ほど前に、かつてお世話になっていた古巣がニュースになっていました。
TBSニュースの記事より。
日本酒を製造する日本盛が、これまで「実現不可能」と言われてきた日本酒の新商品を発表しました。
「日本盛」が発表した業界初めてとなる新商品はボトル缶に入った「熱燗」で、来月2日にコンビニなどで発売します。おでんや弁当などとの買い合わせが期待できますが、これまでコンビニなどでの「熱燗」の販売は不可能と言われてきました。
「通常であれば日本酒は温め続けると色や味が変わってしまうんですけれども、今回の新商品では温めたてのまろやかな味わいのままです」(記者)
日本盛は6年の構想・研究の末、劣化した際の香りが発生しにくい酵母の開発に成功したということです。
「本当に感無量」(日本盛 曽我浩常務)
日本酒の出荷量はピークの1975年のおよそ3分の1にまで減少していて、日本盛は新商品の投入で日本酒市場のV字回復につなげたいとしています。<了>
イノベーションがあっての話ではあるものの、不可能を可能にするチャレンジは喜ばしい。このことですぐに日本酒の消費拡大とはならないだろうが、すそ野の広がりには一役買いそうな新商品。
あとは飲むものだけに、味や風味がどうなのか?それとコンビニ(の弁当や総菜など)で問題になっている廃棄ロスはどうなのか?あとこの会社は(在籍時=今から10年以上前の傾向として)持続力というか、商品を育てることがあまり得意ではないだけに、じっくり取り組む忍耐があるかどうかがポイントになるのではなかろうか?
いくつか気になる点もありますが、記事にもあるように、これからの季節は「おでん」とのセット販売はいいかもしれないなぁ。ちょっと注視していきたいと思います。