続いて向かうのは「野菊の墓文学碑」
小説家・伊藤左千夫の作品「野菊の墓」の舞台となった文学記念碑で、この文学碑は、伊藤左千夫の門人である土屋文明の筆になるもので、小説「野菊の墓」の一節が刻まれている(画像)。
作品は、明治時代の矢切地域の農村・田園風景を舞台にした悲恋物語。
100年も昔(明治時代)は、このあたりはどんな感じだったのだろうか?
今でもあちらこちらに畑があり、東京都と接しているとは思えないくらいのスローな空気が流れている場所だが、当時は「ザ・田園風景」が広がっていたところなのだろうと推測できる。
記念碑に話を戻すと、現地に行ったらすでに5人ほどが来ていた。ちょっと話を聞くと、その方たちも初めて来たんだとか。
野菊の墓文学碑のある西蓮寺前の坂道は、戦国大名・小田原北条氏と安房の里見氏が争った第二次国府台合戦の激戦地でもあります。西蓮寺の石段脇に「史跡永禄古戦場址」と彫られた案内もありました。