昨日の続き。
日付は5月某日、時間は深夜1時半。
ちょうど返却までの折り返しの時間になった。
場所は東京都心(港区)。
あちこち都心を巡りながら、湾岸方面へ。
海岸通りを南下し、城南島方面へクルマを走らせる。
コロナの影響で、東京都内も車の往来は少なく、もっぱらトラックなど業務用車両が目立つ。
城南島から東へ進み、東京ゲートブリッジを渡る。
恐竜橋の異名を持つこの橋。
初めて渡りましたが、結構ダイナミックな構築物です。
橋を渡り、若洲~新木場を経て、臨海地域へ。
この界隈は時々来ますが、クルマで来ることは無いため、ちょっとだけ新鮮。
その後も2~3時間に1回のペースで休憩を挟みながら、ナイトドライブを楽しみます。
4時頃から、空が少しずつ明るくなり始め、夜が明けていく。
今回お借りた車両の話をします。
スズキ・ソリオの(おそらく)最下級グレードだろう。
ハイブリッドなどの装備、そして最近流行りの安全補助(運転支援)機能はない。
極めてシンプルなもの。
それゆえ、クルマの素性が良くわかる。「素うどん」みたいな感じですね。
5ナンバーサイズ(全幅1625㎜)なので、都会の狭い道でも難なく走らせることができるのは良い。
また制限速度(もしくは+αの速度)で巡行していても、全く過不足はない。
敢えて言えば、電動パワステのクセ(中立付近での固まり感)は若干あるが、30分も乗れば慣れるはず。私は気にならなくなった。
エンジンは実用的なセッティングで、扱いやすいものだ。
CVT(無段変速機)の制御も自然で違和感はなかった。常にエンジンが1200~1500回転で回るので静粛性も高い。
この感じだと燃費は良いだろうと推測(車載の燃費計でも確認)したが、想像通り良好な数値を示してくれた(詳細は後述)。
遠乗り(長時間ドライブ)しても、さほど疲れないシートとスクエアボディゆえの見切りの良さは、なかなか秀逸。
夜が明けてから、車内をじっくりと見たが、小柄な車体のわりに広さもあり、後席は充分すぎる広さ(とくに足元スペース)を有していた。
荷室スペースはやはり限度があるが、普段使いならほぼ問題ないだろう。
最近は優秀な軽自動車(ミニバンタイプ)も多くなり、国内販売の主力になってきたが、やはり登録車ならではのゆとりは否めないと感じた。
このクルマ、価格もそれほど高くはないようで、下級グレードなら多くの軽ミニバンより安いのではないだろうか?
噂によると、そう遠くないうちにモデルチェンジらしい。おそらく現行踏襲型になるだろう。それくらい完成度が高く、使い勝手も良い。
朝7~8時頃の出勤(道路が混み始める)時間帯まで間断なく乗り続け、トータルで340㎞も走った。
当たり前だが満タン返しなので、レギュラーガソリンを給油。
給油量は何と15.5リットル。
燃費は約22㎞/L。車載の燃費計は22.6㎞だったので誤差の範囲。
ガソリンもかなり安かった時期で、給油したGSはレギュラー@115円だったので、燃料代はほぼ1800円(!)で済みました。
もっと燃費に配慮した運転なら、あと1~2㎞は燃費が良くなったのではないか?
返却するまでの1時間少々の時間でゆっくりと朝食を食べ、やがて眠気が襲ってきた。寝てないから当たり前ですな。
予定より30分ほど早くクルマを返却し、このナイトドライブは終了となりました。
久々のナイトドライブ、それもオールナイト。
時折、霧雨が降る時間帯もありましたが、存分に楽しめました。
また機会があれば、借りてみたいと思っています。
今度は横浜方面へ行ってみようかなぁ?