虹色仮面 通信

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キハ40をクラウドファンディングで…

2021-09-26 06:24:14 | 乗り物
国鉄キハ40系気動車(通称:キハ40)は、1977(昭和52)年~1982(昭和57)年にかけて日本国有鉄道が製造した気動車で、全国各地に投入されました。
当時主力だった気動車(キハ10系、20系など)と比べ、客室設備の改善や走行機器の刷新などが図られているのが特徴です。

その「キハ40」ですが、今年4月現在でも非電化区間で多くの車両が活躍しています。
わが故郷の北海道では100両以上が現役で走っていますが、さすがに老朽化は否めず、段階的に新造車両への転換が図られそうです。

その「キハ40」に熱い視線を送る人たちもいます。

以下、乗りものニュースより。

<目標達成率300%! 北条鉄道クラウドファンディング>

コロナ禍で鉄道の苦境が続く中、設備投資に必要な資金の確保にクラウドファンディングを活用する動きが広まっています。
そのなかで、兵庫県加西市に本社を置く第三セクターの北条鉄道が、2021年9月1日から大手クラウドファンディングサイト「ready for」で開始したプロジェクトが、当初の予想を大きく上回る反響を呼んでいます。

同社のプロジェクトは国鉄時代から全国で見られたディーゼルカー「キハ40形」気動車の導入を目指すもの。
購入するのは2021年春までJR五能線(青森県・秋田県)で走っていた車両(車番:キハ40-535)で、白地にブルー帯の「五能線カラー」ラッピング(塗装)もそのままに運用される予定です。

9月1日の募集開始当初、目標金額は300万円に設定されていましたが、翌2日には早々と達成。
第2目標として設定した700万円も4日後の6日に達成するなど、支援の広がりは順調そのものです。
21日(火)時点では運行状況記録装置の設置などを目的とした1000万円という第3目標を掲げており、それに向けて出資者は増え続けています。

キハ40形を含む「キハ40系」のグループは、国鉄時代の1977(昭和52)年から計888台が製造され、片運転台 ・両開きドアのキハ47形など派生した系列とともに、JR旅客6社を中心とした地方の非電化路線を支え続けてきました。
しかし、製造から40年あまりが経過し、新型気動車や電気式ディーゼルカー(搭載した蓄電池によって走行する車両)への置き換えも進むなかで、2021年3月には五能線を最後にJR東日本管内での定期運用が終了(一部リゾート車両などを除く)。
かつて当たり前のように見ることができたキハ40系は、地方によっては懐かしい存在としてファンの来訪を呼び込みつつあるのです。

ただ、北条鉄道がクラウドファンディングを活用したキハ40形の購入に踏み切った背景には、同社が長らく悩んできた“日常的な課題”がありました。

詳細は⇒https://trafficnews.jp/post/110993/2(2ページ目)
    https://trafficnews.jp/post/110993/3(3ページ目)<了>

このような「キハ40」の保存活動は出てきそうですね。
ただ経年劣化も激しいでしょうから、次々に費用がかかる事態も予想されます。
そこらをどのようにしてクリアしていくのか?
また後に続く活動は出てくるのか?

これから「キハ40」に乗る機会はないんだろうなぁ。
記憶に残る、あのゆったりとした鈍行然とした走り。
またどこかで乗りたいものですね!