虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

新規参入

2009-04-18 01:40:03 | スポーツ
アイスホッケーのアジアリーグは13日、実行委員会を開き、昨秋創設された福島県郡山市を本拠地とするクラブチーム東北フリーブレイズの新規リーグ加入を承認した。
正式には9月の総会、オーナー会議後となる予定。
これにより、3月で解散した西武と入れ替わりで09年シーズンから参戦することになり、リーグは来季も今季と同じ日本4・韓国2・中国1の7チームで争われる見通しとなった。

東北フリーブレイズは、福島県郡山市に本社のあるスポーツ用品販売のゼビオが、アジアリーグ参加を目標に2008年10月に運営会社を立ち上げて設立。
練習拠点は青森県八戸市に置き、同市と郡山市を本拠地とする。
選手数は23人程度にする予定で、現在は14名が在籍。残りは、アジアリーグの他チームを退団した選手や外国人選手を獲得する。
なお、元西武の選手は移籍リストに載せられ、23日からリーグ7チームとの交渉が可能になる。

東北の荒城ゼネラルマネジャー兼監督らが14日、仙台市内で記者会見し「開幕戦勝利とプレーオフ進出を目指し、チーム作りをしていきたい」と抱負を述べた。
また、運営費は年間約1億5000万円を見込んでおり、東北地方に根差したチームで1試合平均1500人の観客動員を目指すという。

今年3月に終了した今季のアジアリーグは、プレーオフ決勝で日本製紙が西武を下し優勝した。レギュラーリーグの観客動員数は126試合で155,349人、1試合平均約1,233人。プレーオフは20試合で30,689人、1試合平均約1,534人だった。

東北フリーブレイズが地域密着の為に、どのような施策を講じていくのか?今後の動きは注目に値する。

なるほど・・・

2009-04-17 06:19:21 | 社会
これからの文章はある新聞記者のものです。
とってもわかりやすく、深い意味が込められているようにも感じる。
まずはご一読いただきたい。

米国流の資本主義はプロレスだといわれます。
リングのなかでは、審判にバレなければ何をやってもOKです。
審判もルールブックで、これをやってはダメと書いてあることは止めますが、書いてないことはキタナイ技であっても止めません。
プレイヤーは「自己責任」で何でもできますから、試合は大いに盛り上がります。
しかし、盛り上がれば盛り上がるほどリングは社会的な公正さから遠のいていきます。

日本流の資本主義は柔道でした。
個人が技を通じて悟りの境地に達する「道」ですから、審判よりも個人の精神が重要で、プレイヤーも「選手」というよりも「柔道家」をめざします。
たとえ審判が見ていなくとも、不正は許されませんし、ルールに書かれていなくとも、キタナイ技を使えば、試合に勝っても負けの烙印を押されます。
バブル経済とその崩壊によって、綺麗事を言う経営者は化石のような存在になってしまいました。

日本流の柔道資本主義をプロレスに変えた象徴は、石井慧ではなくて堀江貴文だと思いますが、大企業の経営者たちも、多かれ少なかれ米国流をマネしようとしてきたのです。
たとえば経団連会長といえば、日本の経営者を代表する人物ですが、このところ品性を疑うような会長が出てきているのは、まさに日本流の柔道資本主義がもうけたほうが勝ちというプロレス資本主義に変質した証拠だと思います。<了>

全く的を得た指摘である。
それもプロレスと柔道の対比で表しているあたりはわかりやすいし、日米の社会構造・体質の違いと言い表している。
流石、新聞記者だ!

モータースポーツ改革私案

2009-04-16 07:02:28 | スポーツ
モータースポーツを見始めて、間もなく30年を迎えようとしているが、その間に社会情勢や自動車を取り巻く環境も大きく変化した。
最近では「エコ」「環境保全」が社会的な大命題で、昨夏の洞爺湖サミットのメインテーマにもなったほどだ。
それに加えて、近年の原油価格の乱高下と、かつてない自動車業界の取り巻く深刻な状況も考慮しなくてはならない。
にもかかわらず、モータースポーツ界は未だに「速さ」「迫力」という旧来の価値観にとらわれ、時代の流れに逆行する行為を続けているように感じる。
確かにモータースポーツから圧倒的なスピードと大きな排気音などの迫力を取ってしまったら、魅力は半減するだろう。
しかし社会情勢はここ数年で大きく変わっているのだ。それも世界規模で刻々と・・・。

そこで前から考えていたモータースポーツ改革私案を提言したいと思います。
①一般(市販)車へ技術的なフィードバックできる車両を用い、将来的な自動車の研究開発の場所にできないか~車体、電子制御、エンジン、トランスミッション、駆動系などを高速かつ過酷な条件で使うことによって、技術開発が促進され一般車へのフィードバックもより積極的に促進する。
②環境問題(二酸化炭素排出、化石燃料使用など)から鑑みて、次世代燃料&動力源を積極的に活用~電気自動車(EV)や燃料電池(FC)など次世代の自動車のあるべき未来を模索。
③化石燃料を使う場合、低公害燃料を使用し、使用できる燃料総量に規制を設ける~バイオ燃料やアルコール燃料の活用。そして燃費がよく、速く走れる走行性能の両立へ向けての展開。

キリがないのでここでは主なものしか挙げないが、もっと一般社会に還元できるものでないと、モータースポーツは単なるエンタテインメントにしかなり得ず、何かと社会的な貢献が求められる現代社会では、将来的な展望は決して明るくない。
とくにF1をはじめとするフォーミュラカーは単座席&タイヤ剥き出しで、レース専用の特殊車両で一般的ではない。ただ優れた運動(限界)性能により、高い次元での研究開発ができるはず。あとは、レース自体の方向性や位置付け次第では社会に有用なものになると思う。

今後は世界自動車連盟(FIA)が中心となって、21世紀型のモータースポーツを真剣に模索すべきだと思う。もっと大局的な観点でモータースポーツのあるべき未来を考えるべきだ。
また国内においても、日本自動車連盟(JAF)が自動車メーカーなど自動車業界の人々やユーザーであるファンや多くの市民の意見を取り入れつつ、日本独自のモータースポーツを追及してもいい。それが資源を持たない我が国ならではのスタイルになるし、自ずとオリジナリティに繋がるのではないだろうか?
とりわけ人気が停滞し、注目を浴びなくなっている日本最高峰のフォーミュラカーレース「フォーミュラニッポン」はドラスティックな方向転換を図るといいように思う。今季の参戦が13台だけと言うのは寂し過ぎる。
古い話で恐縮ですが、前身の全日本F2(1986年まで)や全日本F3000(1995年まで)の頃は、今と時代背景が異なるけれども、結構人気がありました。
やはり何だかんだ言っても、国内最高峰のフォーミュラカーレースの復権は喫緊の課題でしょうなぁ。

この現実

2009-04-14 00:00:55 | 社会
これから列挙する現実から何を考えますか?

・ガンで亡くなる日本人、年間34万人(交通事故死は約6000人)
・ガンで亡くなる人が増え続ける日本、減り続けるアメリカ
・世界にあるCTスキャン&MRIの3分の1は、日本にある
・日本国内の医療費は、年間約33兆円(年々増加傾向)
・日本人は1人当たり年間20回以上、病院へ行く(世界最高レベル)
・細胞学的には、人は125歳まで生きられる
・日本人の基礎体温は欧米人より高い(平均35.8度)が、年々低下している(低体温化)
・理想の基礎体温は37度(=疾病率が低い体温の目安)

もしかしたら、日本人は「病」に冒されているのか?
それはやっぱりストレスによるのだろうか?
いつから日本人から大らかさが失われていったのだろう。
ここらにも、日本浮上のきっかけがあるように感じるのだが・・・。

ポジティブ

2009-04-13 07:00:34 | スポーツ
以前、NHKの「スポーツ大陸」という番組で、史上最強の柔道家・山下泰裕を取り上げた放送が流れ、50分間じっくりと見ていた。
公式戦203連勝、対外国人無敗、世界選手権3連覇、全日本選手権9連覇と前人未到の記録のオンパレード。
彼のエピソードはほとんど把握していたから、内容の部分では特段の驚きは無かったが、番組のラストで山下本人が語った一言がとても印象的だった。

前述のように、幾多の輝かしい記録を打ち立ててきた国民栄誉賞受賞者の山下泰裕が「記録なんて糞くらい。大事なのは、今と今後に生かすこと。人生、前向きじゃなきゃ!」と言い切ったのだ。
凡人には、なかなか出来ないこと。

凡人は過去の栄光にすがったり、拠り所にする場合も多いのに、山下は過去の結果にこだわる素振りは全くない。
この潔い意識こそが、トップに立つ選ばれし者には求められる。

私の仕事柄、さまざまなアスリートを取材することが多い。
そして、トップアスリートのほぼ全員に共通するのは、異常なくらい前向きなこと。加えて負けず嫌い。また(自身の勝つ)イメージを明確に持っていることがわかる。

アチコチの会場で取材するたびに、いつも感心すると同時に、かなり刺激されて帰ってくる。
また単純な私は彼らの姿勢に感化され、以前よりかなり前向きになっているように感じる。
これだから、スポーツ取材はやめられないのだ。

鬼十則

2009-04-12 06:51:49 | ビジネス
世界に名だたる広告会社・電通の社員行動規範に「鬼十則」というものがある。
これは4代目社長・吉田秀雄氏によって1951年につくられた。

1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらない
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる

広告業じゃなくても応用できるもの。
また勤め人も自営業も一緒。とくに私のような自営業は殊更だ。
50年以上前につくられた鉄則なのに、全く古さがない!
鉄則は普遍でいつの世にも通用するものなのだ。

史上最高に!

2009-04-11 07:43:22 | スポーツ
日本スポーツ振興センターは先月30日、スポーツ振興くじ(サッカーくじ、愛称toto)の2008年度売上額が史上最高の897億4142万3500円に達したと発表した。
約656億円を売り上げた最高当選金6億円のBIG(ビッグ)が牽引し、過去最高だった01年度を250億円以上上回った。
この結果、地方自治体やスポーツ団体への助成金は100億円以上を確保できる見通しとなった。留保分は、将来の大規模国際大会への助成に備えた財源とするほか、対象事業をさらに広げるなどして活用する。

助成要望事業は1300件(前年度比3.6倍)あったが、要望総額は57億7800万円(同5.5倍)にとどまったという。
ということは、総合型地域スポーツクラブなどで活用できる枠がたくさんあることを意味する。

先月、札幌市内で㈱スポーツビジネス研究所主催のセミナーが行われ、そこではサッカークラブ運営者を対象に「NPO法人とは何か?」「toto助成金とは?」そして「手続きに必要な要件」について専門家の方々からお話がありました。
いずれも大変興味深いお話ばかりでした。
今後もこのようなセミナーは開催していくとのことですので、逐次お伝えしていきます。

詳しくお聞きになりたい方は、㈱スポーツビジネス研究所 info@isb.vc まで。
有効に使った方が絶対にお得です!

・・・ship

2009-04-10 06:29:13 | 社会
正々堂々と勝負を争うスポーツマンにふさわしい態度のことをスポーツマンシップという。
競技種目・国籍・人種・老若男女を問わず、人間はスポーツマンシップを心から愛し、スポーツマンシップにあふれたプレイに温かい拍手をする。
オリンピック、サッカーワールドカップをはじめ、どんなスポーツでもそれは共通なこと。
それがスポーツの有する素晴らしい部分だ。

スポーツマンシップとは競技に参加する選手のみならず、ファン・観戦者・関係者の感動を生むものと定義付けられよう。
スポーツマンシップに裏打ちされた数多くの歴史的名勝負は後々の世まで多くの人々の心をとらえて離さない。
こうしてスポーツマンシップを愛する人の裾野は広がり、スポーツの基盤が強固になる。

そのスポーツマンシップに似た言葉に、ステーツマンシップ(Statesmanship)がある。
ステーツマンは県民、国民の声なき声に耳を傾け、選挙民本位の政治を目指す立派で公正な政治家のことを指す。

ステーツマンシップとは真実、己を虚(むな)しうして政(まつりごと)を司る立派な政治家の立派な態度や行動のことを指し、昔から人間の美徳の最たるものとされる。

スポーツにおけるスポーツマンシップと同じように、政におけるステーツマンシップも何よりも信頼され愛されてる(はず)。
ただ現代の政治家にはそんな精神、マインドをもった者がほとんどいないから気付かないようになってしまった。
政治にステーツマンシップがあれば、政が選挙民の身近な存在になり、政治の基盤が強固になっていく。
実際、英米では日本とは違い、大きな政治不信は起きていない。

春4月は年度変わりであり、新学期のはじまりである出会いの季節。
近々、衆議院の解散総選挙があるとウワサされ、政治家たちは選挙対策に右往左往している。
ただ国民が彼らに求めているのは選挙活動ではなく、政治活動そのものだ!

彼らは、自らをステーツマンシップに則った為政者と考えているのか?
いうまでもなく自身の行動、政治信条をよく省みて、自分の出処進退を自ら正しく決めることが求められる。

スポーツ界も政界も、私益やポストにしがみつくだけでは、スポーツマンシップやステーツマンシップに反することになる。
政治が正しく機能しないと、政治不信が深まり、民主主義の形骸化、機能不全を招く。こうして民主主義は衰退し、危機に陥る。
それこそ現代の日本社会における問題の一端であり、嘆かわしい実態でもある。
政治を司る方々には、ステーツマンシップに則って民主主義の神髄を考え直していただきたい。

地方の時代といわれて久しい現代社会。
各地で行政が活性化し、政治も地方からヒタヒタと変わろうとしている。
宮崎県・東国原知事、大阪府・橋下知事の積極的な活躍は好例。

国や自治体など行政の姿勢が変わらないままでは、まもなくわが国は沈没してしまうだろう。
そのためには有権者が真のステーツマンを見極めて、相応しいと思ったのならしっかりと育てること。
そして対極にいる政治ブローカーのような候補者を政から厳しく排除せねばならない。
従来のしがらみを排し、新たな芽を育てる。
有権者一人一人の慧眼が今ほど必要な時はない。

「お父さん」が袖に

2009-04-09 00:02:31 | スポーツ
ソフトバンクモバイルと福岡ソフトバンクホークスが2009年度のユニフォームスポンサー契約を締結。
「お父さん」マークがホークスユニフォームの左袖にはり付けられるほか、本拠地ヤフードーム内にも登場する。
 
今シーズンはユニフォームの左袖部分に、ソフトバンクモバイルのCMなどで話題の「白戸家のお父さん」のマークを掲出。
そのデザインは、選手たちに何かを語りかけているものを採用した。
またホークスの本拠地である福岡Yahoo! JAPANドーム(ヤフードーム)内では、場内看板やホークスビジョンなどでお父さんが選手たちにエールを送る演出を行うほか、第2弾・第3弾となる企画をシーズンを通して予定しているという。

CMで一気に有名になった「白戸家のお父さん」
あのCMで「お父さん」の声を、北大路欣也がやってるって知ってました?
私はつい最近知りました。

620,006人

2009-04-08 09:17:51 | スポーツ
プロ野球の2009年シーズンが3日(金)から開幕した。
今年度は6年ぶりのセパ同日開幕で、3日初戦の開幕カードは、巨人対広島(東京ドーム)、中日対横浜(ナゴヤドーム)、阪神対ヤクルト(京セラドーム大阪)、日本ハム対楽天(札幌ドーム)、ロッテ対西武(千葉マリン)、ソフトバンク対オリックス(福岡ヤフードーム)
千葉マリンの18時30分を除き、他5球場は18時にプレーボールした。

3日初戦の観客動員数は6試合合計で218,069人、カード別では、巨人対広島44,124人、中日対横浜37,678人、阪神対ヤクルト33,792人、日本ハム対楽天42,328人、ロッテ対西武30,041人、ソフトバンク対オリックス30,106人。

金・土・日の3試合合計では620,006人。
カード別では、巨人対広島129,049人、中日対横浜107,702人、阪神対ヤクルト100,677人、日本ハム対楽天112,896人、ロッテ対西武81,173人、ソフトバンク対オリックス88,809人。曜日別では開幕日の3日(金曜日)に行われた6試合の合計218,069人、4日(土曜日)204,589人、5日(日曜日)197,348人となった。

昨年2008年度の開幕シリーズ18試合における観客動員数は合計544,267人。
個別カード別にみても、昨年度、最大の観戦者数を集めたカードは、ナゴヤドームにおける中日対広島で3試合合計113,255人、最小は西武ドームにおける西武対オリックスの3試合合計52,057人であったので、セ・パ別週開幕だった昨年度と単純比較はできないものの、大きく観客動員数を伸ばした結果となった。

日本国内におけるWBCの大きな盛り上がりも、MLBの世界戦略やビジネス収益配分の観点から見た場合にはMLBの独り勝ちで国内野球界にとっては危惧すべき出来事だとの声が聞かれることもある。
しかし、逆にこれだけの大きな盛り上がりを簡単に作ることができないこともまた事実である。
であれば、この盛り上がりの流れを国内プロ野球の人気拡大の起爆剤とすべく、したたかにこれらを活用することができれば、NPB、MLBの双方にとってWIN-WINのよい流れとすることができるのではないだろうか。