虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

認識の違い

2014-05-07 08:10:40 | 社会
毎日新聞の記事より。

<ブラック企業~学生と企業の認識の差 給与金額で顕著に>

就職支援会社「ディスコ」(東京都)は、就職活動中の大学生1650人と主要企業約1000社の採用担当者を対象に、労働法規を無視するなど悪質な会社を指す「ブラック企業」について考えを尋ねるアンケートをインターネットで実施した。
給与、残業時間などブラック企業となる目安について、学生と企業側の認識の違いが明らかになった。

「ブラック企業だと思う条件」は、「残業代が支払われない」が学生75%、企業側78%とトップ。
選択肢の中で最も両者の差が開いたのは「給与金額が低すぎる」で学生は48%に対し、企業側は24%だった。

ブラック企業になると思う目安の質問では「新卒者の入社3年後の離職率」で「3割超」を選んだ学生は36%と最も多かったが企業側は53%が「5割超」
「1カ月の残業時間」では、学生の最多は「40~60時間未満」(24%)だったが、企業側の最多は「100~120時間未満」(34%)
ディスコの担当者は「学生は企業研究が足りず現実より厳しく考える傾向がある。ブラック企業を警戒しすぎているかもしれない」と分析している。<了>

私も8年前に自営を始めるまで、いくつかの会社で勤め人をしていたが、残業代ってもらったことない(=サービス残業)し、安い給与で働かされていた。
中には業績の悪化で給与が段階的に減らされたり、最大3か月の給与遅配も経験している。
だから、そんなのは普通だと思っていた。
それが今では「ブラック企業」と称されてしまうのだから…時代も変わったものだ。

労使で認識が違うのは、ある意味当たり前。
かつては「労」だったので、いろんな部分に不平や不満を抱いていた。
しかし、自営で仕事を始めて「使」になると「労」のころとは違った見方ができた。

そういう意味では、いろんな経験を積んだ時にやっと見えてくることって結構あるんだよなぁと、この記事を見て感じましたね。

人手不足なの?

2014-05-06 09:27:48 | ビジネス
数日前のニュース記事より。

厚生労働省が5月2日に発表した2014年3月の有効求人倍率(季節調整値)は前月から0.02ポイント上昇した1.07倍で16カ月連続で改善し、2007年6月以来、6年9カ月ぶりの高水準となった。
ロイターによると、菅義偉官房長官は同日午前の記者会見で「雇用情勢は着実に改善が進んでいる」との見方を示したという。
一方、総務省が同日発表した労働力調査(季節調整値)によると、3月の完全失業率は前月比横ばいの3.6%だった。

求人倍率上昇の裏で、飲食や小売業、建設業などで人手不足の懸念が高まっている。

大手牛丼チェーン「すき家」は人員不足のため一部店舗で休業した。
すき家を展開するゼンショーが4月17日に行った発表によると、2月から4月にかけて最大123店舗で一時休業や時間帯休業の措置を取り、それ以外にも124店舗で深夜・早朝営業を休止していた。
Twitterには「本日人員不足の為 閉店です」という貼り紙が貼られた店の写真が投稿された(画像)。<了>

明らかに雇用情勢は改善されているみたいですね。
札幌ではそんなに実感はないんですけど…
やはり、数年遅れでやってくるんでしょうか?

建設業の人手不足は、2020年東京五輪に関することだから、地域限定なんだろうなぁ。
そして、飲食や小売業は、アベノミクスによる景気回復の恩恵なんでしょうね。
消費税の影響を凌駕する景気なのだろうか?実感ないなぁ。

お手並み拝見

2014-05-04 09:13:11 | ビジネス
最近、札幌市内にも「パーソナルトレーニング」をメインに展開するジムが増えてきています。

人口190万人都市としては、そういったお店(ジム)が増えるペースは遅いくらいである。

やはり東京をはじめとする首都圏や、大阪を中心とする近畿圏のようにはならないのは充分に理解できる。
札幌の場合、人口(規模)に対する経済規模が小さく、市民の経済レベルも決して高くはない。
まして、スポーツ・健康分野は、衣・食・住に比べると、重要度は高いとは言えない。
だから事業者視点からすると、なかなか積極展開しにくい状況も理解できる。

しかし、徐々に健康に高い意識を持った住民が増え始めているのは確かだ。
ただ、ビジネスである以上、安定した収支構造になるまで我慢できるかどうかに鍵があるとみている。
この点に関しては、比較的収支(構造)を安定させやすい飲食業でも改廃が激しい札幌の市況を考えると決して容易ではないだろう。

私は経済評論家でも経営コンサルでもないが、同じ業界で仕事をしている者として、大変注目している。
自分の立場・スタンスからすれば、誰に何を訴求するかを明確にして、低廉な費用でプロモーションするテクニックが求められるのではないか?
もちろん、スポーツ指導はサービス業だから、サービスの質量の良し悪しが、口コミにもつながりそうな気がしています。

まずはお手並み拝見ですね。
そして、お互い切磋琢磨しながら産業として成長させたいですね。

満開

2014-05-03 09:31:31 | 社会
札幌も先日桜が咲き、ここ数日の天候の良さと気温の高さで一気に満開になった。

近所の公園でも桜が満開で、ちょっとした花見ができそうである。

この満開の桜も、あと数日で散ってしまう。
なんて儚いのだろうか。

今日は自転車で移動しながら、数か所で仕事です。
途中、桜がきれいに咲いている景色を見ながら、気分だけは札幌のGWを満喫しようと思っています。


美味しくなった

2014-05-02 10:42:00 | グルメ
かつて北海道産の米(道産米)はあまり美味しくなく、本州(内地)米より明らかに見劣りしていた。

とくに冷めた時の食感や味わいは…。

今から30年くらい前は、道産米は安さ訴求のみで、ブランドの気配はなかった。
当時は、コシヒカリやササニシキがトップブランドで、その後あきたこまちの時代が来て、その頃の(道産米の品種)改良が実った形だ。

それが近年では、品種も改良され、新種も登場した。
加えて気候変動の影響もあり「道産米は美味い」という評価になった。

道内を中心に展開するコンビニチェーンも「道産米100%」というのを売り文句にしてPRしている。
とくに弁当やおにぎりは、冷えても美味くなった。

今では積極的に「道産米」を選ぶようになった。
でも道外の皆さんの道産米に対する評価はどうなのだろうか?

苦労人

2014-05-01 09:35:09 | スポーツ
あのセナがレース中の事故で亡くなって、今日で丸20年。

今日はフジテレビのCS放送では特番が組まれているし、いろんな雑誌で彼の足跡を辿った記事や特集が組まれた。

そのセナが事故死する前日、ラッツェンバーガーというオーストリア人ドライバーが事故で他界した。
彼はこの1994年にF1デビュー。
とりあえず5戦のみのスポット契約で、参戦したのはこのシーズンから新規に参戦したシムテックという(弱小)チームから。

高速で走行中にフロントウイングが脱落し、マシンの底に入り込んでしまった。
そのまま300㎞/hを超えるスピードでコンクリートのフェンスに激突。
マシンはバラバラになり、中にいるドライバーは内臓破裂などで即死だった。

原因としては、マシンの整備不良とも設計ミスとも言われているが、とても痛ましい事故だった。

ラッツェンバーガーといえば、1990年から日本でレース活動をして、大きく成長した選手であった。
F3000、グループC、グループAなどあらゆるカテゴリーで経験を積み、F1へ羽ばたいていったその矢先の事故であった。
そのころは日本のレース界もバブルの影響を存分に受けて、活況を呈していた。
そこで着々と実力を蓄えて、F1チームからオファーが舞い込み、デビューできることになった。

彼のバックには大きな資金力もなく、地道に歩みを進めていた。
それだけに…。
とても残念な思いだった。

翌日に巨星セナが墜ち、話題はセナ一色になってしまったが、レースファンならラッツェンバーガーのことも忘れることはできない。
改めて冥福を祈るのみです。