木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

椅子の制作 その5

2008-11-12 23:43:26 | 木工
座板はバンドソーで外側を切り抜いた後、背板のほぞ穴を掘ります。


座板の背側の曲線に会わせた治具を使って角鑿盤で掘ります。


こうすることにより放射線状のほぞ穴が簡単に掘れます。
これによって棒状の背板を並べて背中に当たる局面を作ることができるようになりました。

次は後ろ脚


墨線に沿ってバンドソーで挽きます。


8本切り出しました。貫のほぞ穴はバンドソーで挽く前にあけておきます。


座板との接合部の段欠きは、トリマーとペティーワークで荒堀りした後、鑿で仕上げます。
鑿は左市弘作、よく切れます。

コメント
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