木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

栃テーブル 捨摺り

2011-12-09 22:22:32 | 作業動画
栃テーブルの拭漆の作業が始まりました。


天板の捨摺り


ヘラで生漆を配り、胴摺り刷毛で摺り込みます。
木が漆を吸った所は漆を足して、できるだけ吸わせます。


その後、余分な漆をヘラで取ります。

漆がかなり粘くなっているので、硬めのヘラを使いました。



天板は風呂に入らないので、このまま乾かしました。
この状態でも、昼に塗った漆が夕方にはほぼ乾いていました。室温約18度、湿度は65%位です。


テーブルの部材の捨摺りが終わったところで、椅子の研ぎに掛かりました。

240番の耐水ペーパーで水研ぎです。
平らな部分はエアーサンダーの力を借りましたが、座を刳った部分は手で研ぎました。
捨摺りで厚めに残している上に塗ってから2週間近く経っているので、漆が堅いこと、堅いこと。



1枚の座板を研ぎ上げるのに、約1時間もかかってしまいました。

コメント (2)
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