木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

拭き漆 2

2008-10-15 22:13:51 | 
綿布での拭きを重ねるごとに艶が上がっていきます。



拭き取り2回目




3回目
このままの綿布での拭きを重ねてもよいのですが、次はモスリンの古布を使って拭きます。




写真ではわかりにくいですが、モスリン(毛織物)を使って拭き重ねていくと、綿とはひと味違う漆のしっとりとした何ともいえない艶に仕上げることができます。

この拭き漆の技法は、木工塾時代に黒田乾吉先生から教えていただいた方法を基本としています。

ものづくりでは、自然素材である木や漆の状態、行程の中で起こる様々なトラブルに適切に対応していくことが常に求められます。試行錯誤と悩みの連続ですが、そんなとき黒田先生が口癖のように言っておられた、「初めて考えた人はどないしたと思う?」という言葉を思い出します。

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3 コメント

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いい仕事 (sunaga)
2008-10-17 21:35:04
相変わらず破綻の無い綺麗な仕事です、木目の使い方各所の仕上げ目標にしていますが小生には無理なようです。
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Re:いい仕事 (Ichi)
2008-10-17 23:15:52
いやいやそんなこと無いです。「破綻の無いように」とは思って取りかかるのですが・・・、反省することばかりです。
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はじめまして、 (tunechan)
2008-11-21 17:17:32
今日、木工のブログを開設しました。

さっそく、木工で検索したら、ここにきました。

初めてのぶろぐですので、どうしたらいいのか、わかりません、これからも よろしく。
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