重箱の捨て摺り 水研ぎを#240 #320 #400と進め、600番の耐水ペーパーでの研ぎで完了
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/03/be4c6bdfa9aab69af30fc5b5abea0393.jpg)
箱の場合、隅が多いのでなかなか厄介。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/3d/1b335595c8ec35e128ca06d1cb496e58.jpg)
そこで、角や隅がしっかり研げるよう、あて木にちょっとした工夫をしています。
四角のものは、人工大理石(デュポンコーリアン)、片面は面取りし、もう一面は面取りせず角が使えるようにしています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/27/27c45f0465d6ab904aec4f937cfb2a86.jpg)
平面を研ぐ時は、木地に傷を付けないよう、面取りのしてある面を使います。
一方面取りのしてない面は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/0c/4b11f7f9b2ce4f2796cd736452e2ae5a.jpg)
このようにペーパーを巻き
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/0f/32fc061193fb39c62d2f3de0efb74202.jpg)
角を研ぐ時に使います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/a8/a548a1190118ce0a202fb6b2ab8c0d04.jpg)
ヘラ状の物は、耐水ペーパーを先に巻いて隅を研ぎます。
木のへらではすぐにへたってしまうのでアクリルで作りました。左右あるとどこでも研げます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/02/26d8fa373abe9dea8d9429c5e30dec85.jpg)
ところで、今回木地の接着に使ったピーアイボンド。
耐水性がしっかりしており、密着性も良いので安心して使えそうです。これで一つ課題解決です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/d3/bf6aba8e3de3f1ccf6e8766a92564d37.jpg)
生漆を刷毛摺りして、綿布で拭き取りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/00/92972fb706de1452ec09468d602969eb.jpg)
導管は完全に漆で埋まり、しっかりした下地ができました。
この後、内側は黒目漆で中塗りした後上塗り、外側は拭漆で仕上げます。
手間はかかりますが、サビなど使わず、こうして漆だけで下地を固めることにより、本当に漆の丈夫さを引き出した漆器ができると思います。
自然が長い年月かけて育んできた木や漆を使わせてもらう以上、長く使い続けられるものを作る努力を怠ってはならないと思うのです。
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箱の場合、隅が多いのでなかなか厄介。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/3d/1b335595c8ec35e128ca06d1cb496e58.jpg)
そこで、角や隅がしっかり研げるよう、あて木にちょっとした工夫をしています。
四角のものは、人工大理石(デュポンコーリアン)、片面は面取りし、もう一面は面取りせず角が使えるようにしています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/27/27c45f0465d6ab904aec4f937cfb2a86.jpg)
平面を研ぐ時は、木地に傷を付けないよう、面取りのしてある面を使います。
一方面取りのしてない面は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/0c/4b11f7f9b2ce4f2796cd736452e2ae5a.jpg)
このようにペーパーを巻き
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角を研ぐ時に使います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/a8/a548a1190118ce0a202fb6b2ab8c0d04.jpg)
ヘラ状の物は、耐水ペーパーを先に巻いて隅を研ぎます。
木のへらではすぐにへたってしまうのでアクリルで作りました。左右あるとどこでも研げます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/02/26d8fa373abe9dea8d9429c5e30dec85.jpg)
ところで、今回木地の接着に使ったピーアイボンド。
耐水性がしっかりしており、密着性も良いので安心して使えそうです。これで一つ課題解決です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/d3/bf6aba8e3de3f1ccf6e8766a92564d37.jpg)
生漆を刷毛摺りして、綿布で拭き取りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/00/92972fb706de1452ec09468d602969eb.jpg)
導管は完全に漆で埋まり、しっかりした下地ができました。
この後、内側は黒目漆で中塗りした後上塗り、外側は拭漆で仕上げます。
手間はかかりますが、サビなど使わず、こうして漆だけで下地を固めることにより、本当に漆の丈夫さを引き出した漆器ができると思います。
自然が長い年月かけて育んできた木や漆を使わせてもらう以上、長く使い続けられるものを作る努力を怠ってはならないと思うのです。
勉強の為に記事を見せて頂きました。 私たちのやり方とは全く違う方法に驚きました、色んな方法が有るものですねぇ。有難うございました。
また 時間が有る時に来ます。とりあえず、足跡を残して行きます。
私も時々ryuuseiさんのブログ拝見しておりました。いつも大変丁寧なお仕事をされているのに感心しておりました。この記事では漆器と書きましたが、私の場合も基本は拭き漆です。拭き漆の方法も色々あるようですね。
今後ともよろしくお願いします。