木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

ハタガネ

2009-08-09 23:09:51 | 木工
小間物箪笥 仕上げ削りをして、組立て


この時の道具の主役はハタガネ(端金) これでほぞ組みした部分をのりが乾くまでしっかり押さえます。

箪笥の外側の次は抽斗の制作

抽斗の底板は2分(6mm)厚の桐の柾目板を接ぎ合わせます。
ここで使うのもハタガネ
締め道具にはクランプなどいろんな種類がありますが、私が一番使うのはやはりハタガネです。
これが一番安価で使いやすい。唯一の弱点はあごが短いこと。
その時はFクランプなどを使います。
板を接ぎ合わせる時はたくさんのハタガネが要ります。
今回接ぎ合わせて6枚の板にするのに、36本のハタガネを使いました。
少しずつ買い集め、10cmほどの短いものから1.2mの長いものまで気がついたら200本を超える数になっていました。


抽斗の前板、側板、先板、底板が揃い、さあ組立て・・・と思ったら、木釘を切らしていました。
明日は朝から木釘削りです。


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