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木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

椅子拭漆 研ぎ

2011-12-12 22:50:46 | 作業動画
椅子の研ぎを動画で録ってみました。


研ぎの1回目、240番の耐水ペーパーでの研ぎ。
この調子ですべての部材を研ぐと、指先の皮がすり減って無くなってしまいます。


そこで導入したのがエアーサンダー。
エアーサンダーを使った脚の研ぎ。

このサンダー、中国製なので値段も安く、強力なのですが、重たいのが玉にきず。
それと、水研ぎ用ではないので、使った後は分解してベアリングに油を差しておかないと錆びついて動かなくなってしまいます。

椅子のすべての部材を研ぐのに、丸二日かかってしまいました。

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栃テーブル 捨摺り

2011-12-09 22:22:32 | 作業動画
栃テーブルの拭漆の作業が始まりました。


天板の捨摺り


ヘラで生漆を配り、胴摺り刷毛で摺り込みます。
木が漆を吸った所は漆を足して、できるだけ吸わせます。


その後、余分な漆をヘラで取ります。

漆がかなり粘くなっているので、硬めのヘラを使いました。



天板は風呂に入らないので、このまま乾かしました。
この状態でも、昼に塗った漆が夕方にはほぼ乾いていました。室温約18度、湿度は65%位です。


テーブルの部材の捨摺りが終わったところで、椅子の研ぎに掛かりました。

240番の耐水ペーパーで水研ぎです。
平らな部分はエアーサンダーの力を借りましたが、座を刳った部分は手で研ぎました。
捨摺りで厚めに残している上に塗ってから2週間近く経っているので、漆が堅いこと、堅いこと。



1枚の座板を研ぎ上げるのに、約1時間もかかってしまいました。

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栃テーブル 木地完成

2011-12-08 21:51:34 | 木工
栃テーブルの制作も大詰め


天板の木口削り。脚立と作業台に乗って削りました。



耳をきれいにして、反り台の豆鉋と刳り小刀で面を取りました。



使った刳り小刀はこれ。昔、左久作さんに作っていただきました。
桑の木で作った鞘は、2段にしています。



すべての加工が済んで、念のために仮組みをしてみました。OKです。



軽くペーパーで磨き、仕口の養生も完了。明日から拭漆の作業に入ります。
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栃テーブル 続き

2011-12-06 22:16:40 | 木工
仕上げ削りと大入れの加工は続きます。


貫の仕上げ削り。



それに合わせて、脚に大入れのほぞ穴をあけます。



続いて脚の仕上げ削り。やや胴張りに削ります。
今までは平鉋で削り出していましたが、寸八鉋を極浅(R500mm程度)の内丸に仕立てました。



そのままでは刃口の両端が広くなってしまいますので、埋木をして刃口を一枚鉋用にしました。



すこぶる調子が良く、逆目もしっかり止まります。
これで、拭漆の際の研ぎもずいぶん楽になります。

次に、仕上げ削りの済んだ脚を大入れにする穴を蟻桟に掘り、蟻桟の仕上げ削りをします。


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栃テーブル 仕口の加工

2011-12-05 21:56:57 | 木工
天板の鉋掛けが済んだので、まずは、蟻桟の加工。


寄せ蟻にします。



ちょっときつめに調整。



構造がシンプルなので、ほぞ組みの加工はこれですべて。


次は部材の仕上げ削りをしながら大入れの穴を掘っていきます。

棚板と貫の接合。棚板は三段のほぞで貫に差します。

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栃テーブル天板削り

2011-12-03 22:38:04 | 作業動画
テーブルの作成開始。材は栃。
部材の木取りをした後、天板の削り出し。


ルーターを使って、表、裏とも平面を出します。



ルーターで平面出しが終わりました。
続いて鉋がけ。


こちらは木表。荒仕工で削った後。長台の中仕工で削ります。



木裏面の仕上げ削り。




表、裏ともほぼ仕上がりました。
6cm程あった板が、4cmになってしまいました。
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京都の紅葉

2011-12-02 23:50:44 | その他

今年の紅葉はどうでしょうか?毎年この時期紅葉を求めて散策をするのですが、今年はその時間が持てそうにありません。
せめてもの楽しみに、昨年撮影した写真をこんな風にしてみました。


フルウィドウでご覧下さい。



今日は、みやこメッセで開かれている「丹波漆と福知山の伝統技術作品展」に行って来ました。

この作品展は、丹波漆生産組合の主催。
会場には丹波漆の紹介や、丹波漆を使った素晴らしい作品が展示されていました。
また、福知山に伝わる藍染めや織り、和紙などについても紹介されていました。


漆の掻き殻や、漆掻きの道具も展示されていました。
丹波漆は、20年ほど前、黒田乾吉先生の紹介で使わせてもらったことがあります。
今は生産量も少なくなってしまったようですが、何時か私たちも使えるようになる日が来ること願っています。
作品展は4日まで開かれています。丹波漆に興味のある方は必見です。



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DMが届きました。

2011-12-01 20:54:14 | その他
木代先生より、「木代喜司の小さきものたちいろいろ展」のDMをいただきました。






作品はイメージ通りでした。
いまからとても楽しみです。






こちらは現在開催中です。
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