自我確立期
お姉ちゃんがもうすぐ小学五年生。
そろそろ世に言う反抗期、自我確立期にさしかかるころかなと思い、様子を見ている。
今のところ、大きな変化はないのだけれど、「ベッドが欲しい」と言いだしていて、ゆっくりと自分の部屋を希望しはじめている感じを受ける。
微妙な時期。
お姉ちゃんは何かを始める時、自分が何をすべきかを決めるのが苦手なよう。
学校での役割決めのたびに、クラスの中で、周りに「私は何をすればいいかなぁ」と聞いてしまうそうだ。
すると皆は思い思いに「あれがいいんじゃない?」などというわけだが、たいていの場合はそれがお姉ちゃんに向いているわけでも、お姉ちゃん自身がやりたいわけでもないので、その役割の他の子達も困ってしまうと。
そんなことがあるんだそうだ。
友達関係もそう。
空気を読むのがイマイチ下手なお姉ちゃん。
自分が思う通りに行動したい子を中心にできている何個かのグループに、「いまなにしてるの?」と話しかけて入ろうとするらしく。
娘はどちらかというと頑固で、誰かに従うタイプではないし娘が入れば当然行動に制約が入るので、思い通りにしたい子は入れたくないかな。結果「あっちいってよ。」的なことになるんだそう。
他にも一人一人でぽつんとしている子はたくさんいるだろうに、その子たちに声をかけてまとめようとはできないらしい。うーむ。難しいね。
まぁ、こんな話をしてくれていること自体、まだまだそこまで切迫はしていないかなと思いたいけれど、一歩間違うといじめの足がかりにされそうな話。危ういなぁ。
娘にはやはり、じぶんで自分の役割を見つけ出す力と、人を見て場を見る目を養わせないといけないな。
どうやっておしえたものか、難しいけれど。なんとか家庭や合気道の中で、そうしたこと学べたらいい。小学校でも補助の先生に伝えていこう。すぐにどうすることができる話ではないけれど。
自我確立期。
いまに私とも、目を見て話をしてくれなくなるのかな。そうなんだろうな。
残された時間や機会は少ないな。
親としては、とにかく娘の思いや決断を尊重して信じて応援してあげなければね。
考えなきゃ。考えなきゃ。