Chun日記~両足脛骨欠損症の娘をもった父親の育児&子育て奮闘日記

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オズール社、シリコンライナー:シールインX

2016-11-23 00:07:32 | 義肢装具や関連のお話
オズール社のシリコンライナー、シールインXについて

この半年使用したので、使用者側からの時点で感想を書いておく。
参考になるといい。

シリコンライナー、シールインX5と比較して使われることが多いこの製品。
違いは、シールインX5に五段あるひだ部分が着脱式になっていることと、そのひだが一段だけになっていること。

いい点は、X5よりも断端先端部が柔らかくて、形状追随性に優れていること。
履くのに、裏返すのに力が入らないこと。空気が入らないように履くのがX5よりは容易いこと。

悪い点は、X5にくらべて懸垂が弱いこと。理由はひだが一本しかなく、位置も動くし履く時にずれたりもする中で。断端のピンポイントのラインでひだがソケットにつくことになるので、履くたびに不安定になる。
また。やはり一本のひだのみの懸垂だからか、懸垂が弱い。
断端形状が円錐形に近いと時にかもしれないが、重力に負けて少しソケット内でライナーが遊ぶ。
遊び幅は、一つのひだの先端を支点にしてひだの高さかける2くらい。
たぶん。ひだの先端を支点にして振り子みたいに動くんだろうなと推測される。
この動きのせいで空気が歩くたびにソケット上部から漏れ音がする。
これがなかなか。くせ者。
ソケット側に少しづつウレタンなんかを貼り、空気漏れを防ごうと奮闘するも難しく、小さくはできても少しは音がする。
まぁ、そもそも遊び幅がある時点で、そりゃ音はするかもねと、半ば諦め気味。

ようは、シールインXというシリコンライナーがそうしたものと考えた方がいいのかもしれない。
変形追随性はいいけれど、安定感はなく。ソケット内でひだの長さ×2程度、断端が動く余地を持つ。
まとめると、イマイチなのかもしれない。
デメリット大き過ぎるな。

どうするかな。
こうなると、来年またソケット作る時には、X5に一旦戻すことになるかも。
なかなか悩ましいね。










コメント
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