台風一過なんて言うと、そのあとはいかにも気持ちいい青空と涼風がそよそよと吹いている、そして空には赤とんぼがスイスイと、、、。まるでお話の世界のような日が来ている見たいに思いがちですが、実際はそれとちがって、まるで地獄。ここのところ焦熱地獄ですな。蜘蛛の糸が下りてこないかしらと思うくらいです。「揖保の糸」はたしか台所にはあったような。
汗一升出て、水一斗飲む。まるで漢詩の世界のような大げさな表現。この二日間の体内の水分管理の攻防。汗がシャツからポタポタ落ちるくらいに出るので、野良仕事をしていると土などの汚れが付いて、それはもうひどい格好になります。使い古しのワイシャツの汚れはしみこんでしまって、洗濯しても絶対に落ちません。もう、早く涼しくなって欲しいんです。
雨が降ったものだから、雑草が一斉にワッと立ち上がってしまって、うれしくてもうまるで踊りを踊っているようです。それなんで、きのうは思い切り雑草を退治にかかりましたが、何せ生えている面積がありすぎて、ほんの一角を崩したに過ぎません。いや、崩すという程までにも行きませんでした。もう、こうなったら開き直って、雑草と一緒に阿波踊りでもやりたくなってしまいましたよ。同じアホなら踊らにゃ損そん。近所の人が見たら、とうとう になってしまったか。お気の毒に、、、なんてことに?
キャベツは根付いたようです。でも、もう青虫が付いていますよ。「ったくもー。」 という感じです。隣の小さい苗はアブラナですね。勝手に出たもので、写真を撮った時には気づきませんでした。
突然ですが、動物というのは素直ですね。わが家のコロちゃんもミーちゃんも正直です。犬はもう自分の家の人が大好きでだいすきでしかたないという態度丸出しです。その通りなんでしょうね。猫もそうです。嫌なら近づいてこない。食べたいときは、やたらうるさく鳴いて体をすり寄せてくる。これも一種の正直?
レタスも大丈夫のようですが、芯のあたりにご注目を。先日の台風で土が雨か風に持ち上げられたのでしょうか。たまっています。これは取りようがないので、そのままにしておくほかないでしょうか、、、。あとで、サラダから土が出てきたなんてことに?
昨日は、草むしりをしていたら、藪の中でなんか猫の鳴き声がするんです。それも長い間をおいて唸っている。これは猫の喧嘩だなと思いながら黙々と作業をしていましたが、ハッと気が付きました。ひょっとするとわが家の? 試しに、「ミー、お出で。」と呼んでみたところ、喧嘩しながら藪から出てきたではありませんか。面白いと同時に、なるほどわが家のペットだなと思いましたよ。呼ばれたので、喧嘩の最中で取り込み中なんだけども、とりあえずは正直に反応したわけですからね。かわいいねー。
その、草むしりなんですが、山ちゃんさんのブログをみていたら、「草ひき」と書いてありました。これは私の言う「草むしり」のことだろうと解釈したのですが、もしそうなら、とても品の良い言い方ですね。茨城ではそんな上品な言葉を使っていたら、雑草など取れません。茨城の雑草は引いたくらいでは動かないです。むしり取っちゃわないとダメですね。四国の雑草と茨城の雑草は違う見たいです。ときどき、「むしる」つまり「むしり取る」ことを「ひんむしる」と言いますね。勢いを表す接頭辞を付けます。
茨城は、そういう勢いをつけるための接頭辞が多いです。「頭をかっくらす。」「頭をぶんなぐる。」なんて言います。「飯をかっくらう。」なんて言う場合も。ご飯を食べることなんですが。「頭」どころか、「どだま」という人も一部にいます。濁点も多いです。パンパンと響きの良い標準語は恥ずかしくてだめという気持ちがあります。ずるずると濁点で行くと仲間から遊離しないという気持ちがありますね。「それでいいだろうか。」でなくて、「そんでよがっぺが。」でしょうね。「か」というべき所を二カ所「が」と濁っています。発音も、最近は少なくなってきましたが、「い」だか「え」だか分からない発音があります。ちょうど二つの音の間の音があるんです。文字に表わしてみると、カタカナのイの文字の下に横棒を引っ張った発音です。 これには茨城人も笑いますね。「二番目の問題の解答をいいます。 です。」 「先生、今のは イ ですか。それとも エ ですか?」 「 だ。」・・・・ これでは正解が分からない。
アクセントは決まりが無しです。何でもいいんです。棒読みのようなアクセントは辛いので、適当にアクセントをつけています。なので、橋も端も箸も同じです。雲も蜘蛛も区別なし。とても便利な言葉ですよ。でも、言葉は荒っぽいのですが、のんびりしていて良いところです。軽トラの似合う風景がダダダーっと広がっています。知らないところでも軽トラで走っていると怪しまれませんね。仲間だと思っちゃうんですね。単純。騙されやすい。
仙台から来たというお医者さんは、「茨城に来ると道に迷っちゃうんだよね。山がないからね。山を見ながら歩くと、どこを歩いているか分かるんだけど。」 と言っていました。シンジラレナイ。高い山なんか、私のところからですと、ほぼ一時間くらい車で走らないと無いんですよ。林のことを山と言いますが、そういう山ならいくらでもありますが。
ということで、今日も朝ですが、どろ~~~ん したような景色です。
今日もいい日でありますように。