磯部のさくら

2008年04月06日 | Weblog


 今日は、少し忙しくなる予定です。天気が良いのでたすかります。朝はまだ冷えますね。

 昨日は午前中はお墓参りに行ったり、奥さんは畑仕事、私は読書などをしたりしました。実は先月に父の兄、つまり私の叔父が100歳で亡くなりましたが、昨日はひと月経ったのでお墓参りに行ったのです。お墓で従兄弟たちと出会って、賑やかなお墓参りになりました。

 午後は、桜でも見に行こうかということになり、以前も二度ほど紹介しました桜川市の岩瀬というところの磯部桜川公園に行きました。ここは
謡曲「桜川」で有名です。

         

 昔は東の磯部桜川、西の吉野と言われるほど有名だったそうです。それだけに山桜が多くて、まだ開花していないものが多かったです。

         

 それでも一種類だけではないので、こんなに咲いている所もありました。家族連れが来てのんびりと遊んでいました。私は人混みの中に入っていくのは嫌いですので、寂しすぎず賑やかすぎないくらいの日に行ってよかったと思っています。

         

 たぶん咲きそろう時期には、かなりの人出があるのだと思います。人の集まりとあつまりがくっつきすぎず、その間を人がぞろぞろと通るわけでもなく、人はゆっくりと敷物をひろげて会話をし、おいしいものを食べ、拡声器などの放送もなく静かです。こういうのが本当の花見なのではないかと思いました。

         

 桜川磯部稲村神社の境内には紀貫之の歌碑がありました。「いつよりも春べになれば桜川 波の花こそ まなくよすらめ」と書いてあるそうです。「まなく」は「間なく」で、「よすらめ」は「寄すらめ」だと思います。隙間もなく寄せてくるだろうという意味だと思います。

         

 田舎道沿いに、古代の街道の遺跡がありました。ここに駅があったようです。この街道は常陸の国府と下野の国府を結ぶものだったそうです。勉強になりました。

         

 ちょっとした農産物を売っている店があるので寄ったのですが、その店の前の畑で15、6人もの人たちが小さな畑に集まってジャガ芋植えをしていました。たぶんすぐ近くにある農地付きの宿泊施設にいる人たちでしょう。植え方を教わっていたようです。

         

 その畑のすぐにたくにある宿泊施設です。クライン・ガルテンと言います。クラインは小さな、ガルテンはガーデンです。ドイツ語のようです。

 ここは人気があって、東京からずいぶん来ているとか。一週のうち、あるいは一ヶ月のうち半分は東京で残りはここで過ごしているなんていう人もいるとか。農地がついているのが魅力のようです。東京からひとっ飛びですから、場所はいいですね。

 ここで、もり蕎麦と田楽を食べてきました。久しぶりに蕎麦はおいしかったですね。気晴らしになりました。


 

            わが家のさくらです


  一日一茶

    ちる花にはにかみとけぬ娘哉