空がにわかにかき曇り

2011年05月22日 | Weblog


 暑い夏のような日の三日目です。その暑いさなかにさつま芋の苗をうえました。

 

 ハウスの中に穴を掘り、冬を越した芋なのですが、勝手にふせた土の中から芽をだしています。別に床を作り芽出しをしなくても済みました。

 

 それを掘り出して苗の長さに切り、畑を掘り起こして肥料をたっぷりと与えて挿しました。だいぶしおれちゃってますが大丈夫です。芋は強いんです。「 強芋ん 」 なんちゃって。

 しかし、苗と苗との間が狭いのではないかと言う話になり、一本おきの間隔にして二本畝にすべきかどうか迷いに迷ってしまいました。穴の開いていた古いマルチを使用したので、その穴の間隔に植えていったものですから。

 それじゃというわけで、近くの芋畑に見に行き苗と苗の間を見たところ、およそ私の手のひらを広げて親指と小指の間の広さくらいでした。つまりワン・スパン分でした。帰ってきて測るとぴったんこじゃないですか。やったね。新たに穴などあける必要なし畝をもうひとつ作る必要なしでした。  偶然とは言え、穴珍しのことなり。 マルチは芋を掘り起こすまでそのままです。

 

 同じハウスの中ではシュンギクが次々と花を咲かせています。方やさつま芋のように、これからのものがあると思うと、方やこれから実をむすびおしまいにしようとしているものもあります。まるで幼児と年寄りのようだ。

 

 お昼頃、そろそろ外の仕事をおしまいにしてご飯にしようかなと思う頃、にわかに東風が強く吹き出し荒れてきました。そして、それからはどんどん妖しい黒い雲が空を覆いちらほら雨が降り出してきました。

 今日は茨城県は全県雷雨注意報が出ていましたっけ。ですが、明日のことはわかりませんが、いちおう暑さもこれでおしまいになったようです。体の疲れも取れると思います。たすかりました。それに、雨になりしおれた芋にも良い。

 


    橘のにほふあたりのうたた寝は
                夢も昔の袖の香ぞする    藤原俊成女
                                  (ふじわらのとしなりのむすめ)

       橘の花の香りがするあたりでうたた寝をしていると
       夢の中でも昔懐かしいひとの袖の香りがするのです。