徒然草

2011年05月16日 | Weblog


 この頃は暑いと思っていると風が寒かったりして、ちょっと油断ができません。風邪をひいているひとがけっこういるようですね。気温の上下に体が付いて行けないことが原因なのかも知れませんね。

 そうは言っても、やはりいい季節です。花がいっぱいで、新緑の美しさは今が一番です。

 

 毎日、家にいると世界が少しずつ小さくなって行くのではないかと気になります。反面、煩わしいことから離れられるという利点もありますが。

 あまりにも世の中が騒がしくなり嫌気がさしたけど、奥山に引きこもるほどに、まるっきり離れてしまうのも心配と思ってか、あるいは勇気が無かったのか、賑やかなところからちょっと離れた処に隠遁し、そこから世の中をそっと見たり、人の性質や物事の本質を考えてみたりした人が昔いたという話ですね。

 

 その名も兼好法師。今から700年も前のことです。私は、そういう勇気も才能もありませんから、ただ成り行きにまかせて生きているだけです。

 

ウドです。もみ殻を積み上げて芽を出させると白い茎が長くなります。そのままにしておいたら、根が上がってきてしまいました。それで、冬の間にもみ殻をぜんぶ撤去し、上がってしまった根を切り取ったので、今年は出ないかなと思っていたら、やや細めですが、出て来ました。ひと安心。

 とまあ、やれ野菜の調子が良いとか悪いとかで一喜一憂している毎日です。「徒然草」をもう一度読み直してみたいと思っても、あれこれ雑用があって ( とは言い訳ですが )、なかなか読み始められないでいます。

 そんな時には、むりをせずただ健康で少しでも世のため人のためになればと思うことにします。健康奉仕だ。そして人となかよく並んで歩むのも良しとするかいな。連れづれだ。

 

 花蘇芳(はなずおう) または 蘇芳

 

 クレマチスが、たくさん咲きました。こんなに咲いたのは初めてです。みごとで驚いています。ぱっと明るく大好きな花です。


      不二ひとつうづみのこして若葉哉    蕪村
          うづみのこす(うずみのこす) = 埋め残す
         ( 日本中を若葉が埋めるけれど富士山ひとつは埋めきれず残している )


       廃 句

        杉一つうずみつくそと這いあがり
        自らを花でうずむるクレマチス
        あの方はにぎやかそうと春の宵


そら豆と地震

2011年05月15日 | Weblog


  この goo のブログはおよそ12万くらいあるそうです。毎日、更新するときに編集画面にするのですが、その時にブログ数がいくつあって、あなたは何位ですよという数値が出るようになっています。12万のうち、どういうブログが1位なのかは分かりませんが、1位になるブログがあるとはすごいなあと思います。

 どこかのボタンを押してランキングを上げるなんてころはさっぱり関心がありません。順位というのは気にしたことがありませんし、上位に上げたいとも思ったことはありませんが、数多くの人がアクセスしてくれるのはうれしいことです。つたない文章で編集も下手くそですけど、立ち寄って読んでいただけるのはありがたいことだと感謝しております。


 

 今回は、そら豆は失敗しました。種を虫に食われてしまっていたせいか、それともカラスにでもほじくり出されてしまったのか、さっぱり発芽しませんでした。

 発芽が遅いのだろうと思っていたのですが、気付いた時にはすでに遅く、諦めていました。ところが、隣町にあるホームセンターで苗を売っているという広告が入ってきたので、買いに行き10本ほど買ってきました。

 あの大地震に遭遇したのはその帰り道です。6号国道を走っていたのですが、なんかタイヤがグニャグニャに揺れるので、あれ? 地震かなと思っていたら、これはただ事ではないとそのうちに知りました。とても走ってなどいられないので、追突されないようにとそーっと停止しました。

 

 すると、車は全部とまり、反対側の車線を見るとトラックなどがすごく揺れて踊りを踊っているように見えるではありませんか。もちろん私の車も躍っていました。車がみんなで阿波踊りなのか、それともリオのカーニバルなのか。すごい踊りだったことは間違いありません。電柱まで左右にゆさゆさと揺れ、倒れてくるのではないかと心配しました。

 そのうちに揺れがとまり、車の踊りもおわり、ふたたび車が動き出しましたが、大きな交差点以外は信号は全部消えていましたので、衝突しないように気をつけながら帰宅しました、

 

 そら豆の思い出は地震の思い出付きです。帰宅したらなんか明るいのです。変だと思ったら、塀が倒れていました。

 新しい苗は寒さで数本枯れ、何本かに花が咲き始めました。なんとか少しは収穫があるかと思います。

 もし実が取れたら、揺れを思い起こしながら噛みしめて味わおうと思っています。

 

 れんげつつじというのだそうです。花がオレンジ色に近く、大きいです。黄色い花のものがめずらしく、きれんげつつじというのだそうですが、それはわが家にはありません。


   仲人の跡から出来るおもしろさ    柳多留

      二人の仲が進んでしまい、仲人をあとから頼む始末


    仲人の要らぬ結婚流行りなり
    仲人って何なんだと言う世となれり
    地震あと結婚希望者増えたとか



    


姿なき魔物

2011年05月14日 | Weblog


 天下が乱れるときは、天下を治めている者がコロコロとめまぐるしく変わる時です。あるいは、乱れている時にも変わります。そして、天下人を声高に悪く言うことが多くなるときです。

 昔ならヘッドがころころと変わってなどいたなら、たちまち敵国に蹂躙されてしまいますわい。そして、昔も今もいちばん困るのはその国に住む人たちだ。


 

 水辺がとても良く思う季節になりました。
 
  

 高い山から新緑の野を見下ろすのも楽しい時期です。

 

 畑では野菜の苗がどんどん育っています。

 今日は、とてもいい日でした。そして、うとうとと眠くなる日でもありました。これで、北の心配さえなければ・・・。

 


   大きなる足が地面(じべた)を踏みつけてゆく
                      力あるるる人間の足が    北原白秋


      胸の中大きな黒き影があり
                  放射線と言う姿なき魔物よ

      その魔物とらえてやっつける技は無し
                  ただひたすらにおびえて暮らすのみ

      北風が吹けば吹かなきゃと思い
                  西風が吹けばみんなが喜ぶと思ふ


珍事

2011年05月13日 | Weblog

 
 今日は、午後になってから床屋さんと医者に行ってきました。床屋さんは若い女性がソフトに美しく応対してくれました。話題は地震のことと家庭菜園のことです。家庭菜園は庭に少し野菜を作っているそうです。

 慣れないし、知識もあまりないので失敗ばかりしているとか。それでも、出来たときにはうれしいと言っていました。そりゃそうですよね。私も少しばかりやっているのですが、襟のあたりが日焼けしているでしょうというと、遠慮がちにそうですねと納得した様子です。

 

 ナスです。普通のナスだったか水ナスだったか区別がつきません。出来てからわかるでしょう。今のところはナス術もありません。

 お医者さんへは月に一度は来なさいと言われているので逆らえません。行くと採血されます。吸血鬼です。あ、こんなことが聞こえたらたいへんだ。何倍も採られるかも。

 私は血管に血管があって、なかなか針が血管に届きません。血管が細いのだとか。入院しているときには、若い看護婦さんにグリグリと針で探られました。挙句の果てがあっちに刺したりこっちに刺したり。まるでスズメバチだ。

 でも可愛い顔をしているから平気な素振りをしていました。それをやせ我慢と言いますが、私は決して痩せてはいないので、そういう場合には何と言うのでしょうか。適切な語で表現しなさい。なんて、まるで国語の試験みたい。

 

 水連は日が陰ってくるとつぼみ、夜が明けるとまた花がひらきます。いちいち面倒な花ですね。

 

 草むしりのように、あまり移動しない作業の時にはラジオを聞く時があります。大体はNHKです。でも、国会中継のときには、ああ言えばこう言うの繰り返しばかりで、腹が立つので聞きません。FM放送は電波の状態が思わしくなくて、ザーザーなるし自分の嫌いな音楽をやられると草をむしる手が乱れます。

 民放は、少しは役にたつような情報でももたらしてくれるならいいですが、ほんとにくだらないことばっかりやっていて、これじゃあ節電にならない。民放は、節電にかこつけて、この際かなり局数を減らした方がいいのではないでしょうか。賛成。

 

 先日の植物園に行った時の花です。ちっちゃな花で、ロビーのテーブルに飾ってありましたが、その脇には虫めがねが置いてありました。米粒ふたつくらいの花です。名前は忘却の彼方です。しかし、ちっちゃくてもきちんとかっちりと花を形作っていますからスバラシイ。

 


   薫風 何処よりか来り 我が庭前の木を吹く    于謙



  何を間違えたのか、一度アップロードした内容が、点検して見たら本文が全然出ていない。なななななんなんだこれは。

  出来あがる頃、奥さんにご飯ですよと言われたので、そっちに気を取られてなにか普通ではない操作をしてしまったんですね。こんなことは初めてです。おりしも今日はジェイソンの日です。13日の金曜日。  チェーンソーには気をつけなけりゃならない日です。関係ないか。とにかく、変なことをやっちゃったんですね。まあ、いろいろありますね。春の宵の珍事でした。


じゃがいも

2011年05月12日 | Weblog


 雨の合間をねらって、チャンスを逃さずに歩きました。この頃はなかなか歩けません。今日は犬の注射が町内の公民館であったのですが、よく歩いている人に出会ったので聞いて見たら、その人は糖尿病なので、雨が降っても歩くのだそうです。そしてやはり雨の日はイオンに行って歩くこともあるのだとか。

 

 保育園は敷地が限られているので、最初はフェンスのなかから花を見ていましたが、この花が良いと言って園児をならばせて写真を撮っていきました。やっぱり大人も子供も花が好きなんですね。

 まいにち、蝶よ花よとやっていられると良いですけどね。まいにちまいにちシーベルトだの瓦礫だのと聞いていると気が滅入ります。せめてシートベルトをつけよう、くらいならいいですけどね。

 

 お天気の内にと思って雑草が目立ってきた畑を先日耕しましたが正解でした。この雨で今頃はぞっくりと雑草が出そろっていたに違いありません。

 こうやっておけば、土は柔らかくなっていますから、あとはいつでも蒔くなり植えるなりできます。畑は、あまり作らないことにしました。これ全部に野菜を作ってしまうと、二人ではとてもとても食べきれません。

 

 ジャガイモはこれくらいです。マルチにはしません。芽かきをしてから追肥をして土かけをしておきました。

 あとは、芋が大きくなってきてから露出しないように見回りをしてまめに土かけをする程度です。

 

 わが家の藤です。あの藤とは比較になりませんが、淋しい庭に花をそえてくれますので大事に育てています。あのような藤にするには、私はあと140年長生きしなければなりません。

 その間にまた大地震や原発の事故など経験をするのは嫌ですね。長生きはしてみたいですが、その分だけ嫌なことも経験しなければなりませんね。


    ここかしこ岸根のいばら花咲きて
               夏になりぬる川ぞひのみち      木下幸文



      ここかしこ畑の雑草花咲きて
                夏になりぬるためいきひとつ

      ここかしこ大きくなったそら豆に
                アブラムシ付くためいきふたつ

      せっかくの体重調整雨のため
                歩けず太るためいきみっつ

 


2011年05月11日 | Weblog


 台風一号が来るのだそうです。そのせいか雨が降っています。沖縄本島を通り、こちらにやって来るのだとか。その頃には熱帯低気圧に変わるという話ですが、風は強めなのか、雨の量は減るにしてもかなり降るのか。なにせ、いまはこっちはいろいろな面で脆弱な状態ですから、できるだけ来ないでほしいです。

 

 カブができました。これくらいの大きさが良いです。これより大きくなるとしなやかさが少なくなり硬さが気になってきます。時期を逃すと株も下がりますからね。

 

 雨なので、混まないかなと思って足利の有名な藤を見に行ってきました。さすがに大きいです。

 こんな立派な花のさいている大きな藤の棚がいくつもあるのです。樹齢が140年以上とか。

 

 行く時は車も少ないし、もう花は散ってしまったかなと、ちょっと心配だったのですが、行ってみると心配どころか、ちょうど見ごろでした。

 雨は少ししか降っていず、私たちが見ていた頃は人もそうは多くはなかったので、傘と傘がぶつかり合って困るというほどのことはなくて、散策するには良かったです。

 

 すーっと藤の通路になっています。天気は悪くても、見物客がどんどんやってきて、お昼頃にはすごく長い車の列が出来ていました。私たちが駐車したときには、まだまだスペースがあったのに。

 ちょうど着いた時が早めだったんですね。早く出発したわけでもなかったのですが、とてもラッキーだったようです。

 

 こちらはわが家の牡丹です。かなり大きな花になりました。

 今日はカブから始まって見事な藤に行き、牡丹でしめくくりになりました。

  
      舟かりて春見おくらん柳陰   北枝

 


歩こう

2011年05月10日 | Weblog


 あったかくなってくると、ウォーキングの時間を取るのがちょっと難しくなってきます。つまり、外での仕事が増えるということです。うっかりすると、一日歩かないでしまいます。外での仕事の最中は歩数計をつけないことが多いですし、たとえ付けて仕事をしてもウォーキングの比ではありません。やっぱり動く距離が違うんでしょうね。

 

 玉ねぎ。まだ玉がはっきりは見えて来ません。ここまで来ては、あとは玉の大小くらいなものかな。ちっちゃくてもいいから、いくらか玉らしいものはできるんでしょうね。玉がなかったら、単なるネギだ。それじゃたまったものじゃない。いや玉ねーぎだな。

 

 水を張った田んぼの風景。電柱がさかさま。お月さんも写っています。蛙の合唱は写真には撮れませんでした。もっとも、音も録れたらうるさくてしかたないかも。

 

 キュウリです。今年もおいしい実をよろしく。

 

     間違えて妖怪を撮ってしまったのかも。                                  

 

 よく分からないのですが、チューリップがおしゃべりをしているんじゃないかと・・・・・・。

 今日も歩かないでしまいましたので、いくつか用事を兼ねてイオンに行って歩いてきました。9,000歩プラスくらい行きました。夕方は雨です。

 

  鹿が来て微笑みながら横切ってゆく夢を見た朝の諍(あらそ)い  吉野裕之

          諍い  は不明 何かのいさかいでもあったか

    廃 句

       鹿が来て微笑み歌う夢の中
       鹿が来たわけはしかとは分からない
       宵の雨蛙の声を遠く聞く
       風流を楽しむ宵を邪魔する蚊
       思い切り深呼吸できぬ放射線


クヌギとクサヌキ

2011年05月09日 | Weblog


 いわゆる、五月晴れです。明日から金曜日まで四日間雨になるのだそうです。 畑仕事が休めます。その代り草が伸びます。そして雨があがったあとはバトルです。

 

 プランターに植えてあるクヌギの苗も若葉です。もう少し育てて、刈り払い機に刈り取られないくらい大きくしてから山に移植しようと思っています。それでも刈り取ってしまうかも知れませんから、杭でも打って分かりやすいようにしなければなりません。もっとも、クヌギも場合は冬ならば刈り取っても、また生えて来ますけどね。でも、目印をつけておかないと、毎年刈り取ることになってしまいます。

 大工さんの使うのはクギヌキで、戸締まりにはカンヌキ。スマップはクサナギ。夕方はユウナギ。私の好きなウナギ。そして私を苦しめる仕事はクサヌキ。なんちゃって。今日はちょい変ですね。いつもじゃねえかなんて言われそう。

 

 こっちは、ビオトープの脇の大きなクヌギです。

 

 苗に袋をかぶせました。毎年、竹を切って用意しなければなりませんが、今年は竹林が無くなったので、薮から太めの篠を取ってきて支えにしました。篠の方が土に刺さり易いです。

 ろうそくを灯したらまるで行燈。

   しのぶれど色に出でにけりわが恋(こひ)は
                   ものや思ふと人の問ふまで    平兼盛

 全く関係ないですが、篠で思い出した和歌です。どうしてそんなの関係ないじゃないか。和歌りません。なんて言われそう。そうなんです。これは単なる脱線なのです。

 

 七重八重 ・・・・・ いや、もうやーめた。 で、ちょいピンボケの山吹 

 

 これは植物園のではなくて、わが家のです。


    川しまやつばな乱れて日は斜    闌更

           つばな = 茅(ちがや)の白い花穂

      廃 句

       春風はつばなの群れをなでて行き
       夕焼けにつばなほんのりあかく見え
       茅の穂踏みふみ先に青き海      
       苦労して取りしすぐあと草が生え   
       雨降れば草は小躍りがっくりこ    



植物園

2011年05月08日 | Weblog


 暑さになれないせいか、今日のように暑いと何となく疲れを感じます。ゆっくり昼寝でもしたいですが、せっかくの晴れなのでもったいない。

 

 今日は母の日ですので、奥さんに疲れをいやしてもらおうと思って、つくば市にある国立科学博物館・筑波実験植物園に行ってきました。

 名前はいかめしいですが、中身はいたって良く管理された堅苦しくない植物園です。

 

 水芭蕉が咲いていました。高地ではないので、低地では今頃が見ごろなんですね。葉っぱもかなり大きくなってしまっています。

 

 かきつばたも咲いていました。

 

 水辺はいやされます。暑いので、どうしても木陰を歩きたくなります。

 

 小魚が固まって泳いでいます。水鳥に食べられないように群れているのかなと思うのですが、どうでしょうか。

 

 高さ8mになる「太陽」というシャクナゲだそうです。

 

 ハンカチの木

 

 

 メタセコイヤのあるプロムナード

 

 帰り道、サービスエリアで買った 納豆バーガー。 うまかったなー。

 

 サービスエリアの中に、こんな和風庭園もありました。


 ゴールデン・ウィークの最後の日でしたが、行ったところがどうやら地味なところのせいか、人で混雑していなくてゆっくりと見ることができました。


どれくらい壊れたの?

2011年05月07日 | Weblog


 私の親たちは関東大震災を経験しました。かなり大きかったとよく聞かされました。しかし、子どもだったので、どれくらい破壊されたかは聞かないでしまいました。親は亡くなってしまったので、もう聞くことができません。東京が大火事になったという話は良く聞きます。そして、かなり燃えてしまったとか。

 浅草の十二階が燃えているシーンはテレビで何度も見ました。が、燃えたことばかり強調されて破壊の方はさっぱり放送されませんでしたので分かりません。いずれにしろ、今回の地震の方がはるかに規模は大きかったらしいです。なにせ千年に一度と言われていますから。

 

 笠間市の笠間稲荷神社にある脇の門ですが、あれ以来行っていないので分かりませんが、この門はだいぶ古そうで頭でっかちのようですが、大丈夫だったんでしょうか。

 関東大震災が起きた時には、親たちはまだ子供の頃だったようです。お昼を食べようとしていたか、あるいは食べていたのか、とにかくちょうどお昼の頃だったと言っています。季節は調べれば分かるでしょうが、いつだったんでしょうか。そして、東京と水戸では規模がどれくらいちがっていたのか・・・・・。

 

 田んぼにカルガモが帰ってきました。田を荒らすというので、あまり歓迎されないようです。海と行き来をしているという話を聞いています。

 ちっちゃなデジカメでは、なかなかうまく撮れません。望遠はこれが精いっぱい。近づくと逃げるし。

 

 飛行機雲。これは飛行機雲ではなくて、何か薬品を撒いているんだという話を聞いたことがあるのですが、本当でしょうか。もし、本当ならどうして取り締まりが行われないのでしょうか。

 

 山の手入れが全くされずに荒れています。そのせいで、藤の花が見られます。藤は木々のてっぺんまで昇り、木を締め付けのしかかり、サワラ ( ヒノキに似たもっと柔らかい木 ) などは耐えきれず、次々倒されていきます。藤とクズは山荒らしです。

 なお始末に負えないことは、どちらも地上部を切っただけでは何にも効果がないことです。根っこごとやっつけないと、再生力は旺盛です。

 


     藤の花雲の梯(かけはし)かゝる也         蕪村


       廃 句

         藤の花花はみごとに木を締める
         藤の花美人にかまけて命とり
         藤の花荒れた林に咲き狂い    
         五月にはまた大地震と騒ぐひと
         その予言ぜひぜひ外れて欲しいもの

     
         


カブトムシの幼虫

2011年05月06日 | Weblog


 ゴールデン・ウィークはいちおう終わりと思いますが、あさっての日曜日までは休みという人も多いようですね。ずいぶん長い休みになっていいなと思います。私は現役時代はカレンダー通りだったですから、あまり連休の御利益は得られませんでした。

 

 シイタケの腐った原木を片づけていたら、土に接していたところからカブトムシの幼虫が出て来ました。欲しいかどうか保育園に尋ねたところ、欲しいと言うことになり、もらいにきました。

 

 平気で持てる子が何人もいます。友達が持っているので、大丈夫なんだろうと思って持ってしまう子もいたような感じです。友達の存在ってのは大事ですね。

 

 ちっちゃな飼育箱をいくつか用意してきたみたいで、先生の指示でいくつかに分けて入れていました。まだまだいますが、適当なところでおしまいにしました。

 

 白菜です。おまえ百までわしゃ白菜まで。

 


    春さびし蕗(ふき)の古葉に夜の雨      大江丸


     廃 句

        春さびし輝きの中ひとり哉
        春さびし蕗にも韮にも夜の雨
        菜の花や子の声はずむ散歩道
        カブトムシ幼虫平気とちっちゃな手
        なんでまたあんな地震があったのか


   
         


やまと芋

2011年05月05日 | Weblog


 さて、今日でゴールデン・ウィークはおしまいとなりますが、人出はまだまだにしても、それなりにあったようですね。ただ、さっぱり行楽客が来なかったところもあったらしいです。そういうところはほんとにお気の毒です。

 これを機に復活してほしいです。でないと、滅びてしまうものが出てこないとも限らない。滅びたら復活出来ないものが多いですからね。

 

 大空をゆったりと飛ぶ、この飛行機のようにみんなの気持ちも大きく羽ばたいてほしいです。

 

 目線は空からいきなり地べたに。苔がきれいな季節になりました。冬の間は茶色に枯れていたのですが、春になり気温が上がって雨も降りたっぷりと土に水分が行きわたり、作物だけでなく苔も生き生きしてきました。

 

 以前、やまと芋を作っていたあたりに取り残しがあって、毎年芽が出てつるどうしで絡み合いしているのですが、むかごがこぼれたりしてだんだん増えてきてしまいました。

 掘ってみると、肥料もやらないので大きくはなっていません。根絶やしにしてしまうのももったいないので、今年はいくつか畑に植えて見ました。ひげ根がみえているものもありますが、下のほうにしっかり根があるので、かまわず適当に植えてあります。今度は肥料を吸って大きくなってくれると思います。

 やまと芋は長くならず、さつま芋程度の深さで成熟するので、とても掘り易くて私向きです。たい肥を中心にしっかり施肥しようと思っていますが、どうするのが一番効果的でしょうかね。

 

 つつじが咲き始めました。まだ満開にはちょっと早いですが、このくっきりとした鮮やかな色のつつじは私は好きです。

 
   旅籠屋の夕くれなゐにつゝじ哉      蓼太


     廃 句

        連休のおわりに父娘バレーボール
        連休のおわりは少し肌寒し
        これでまあ今年の連休おしまいね
        とろろ汁夢見て植える春の午後
        そんなこと起こるはずないと思ったに
        
        可能性あることすべて起こり得る
 


春なのですね

2011年05月04日 | Weblog


 今日は、やっと穏やかな一日になりました。また崩れるそうです。

 近いところで休日を過ごしている人が例年より多いようですね。山間部の温泉宿などは、地震の影響をまともに受けているようで気の毒な感じがします。

 これも、もっと時間が経たないと、人の気持ちに関することですから解決しないかもしれませんね。かと言って営業している人たちから見たら、それこそ大変なことです。回復するまで持ちこたえられるかという心配が大いにあるでしょうからね。

  

 シャクナゲが満開です。庭にあって、家の近くに植えてあるのですが、大きくなり過ぎて動かせないし、どうしようかと思っていたのですが、庭師さんのうまい設計で、何も手を加えずに邪魔な感じがなくなりました。ホッとしました。

 

 かぶら菜という野菜に花が咲き始めました。折り菜ともいうそうです。折っては食べするので、そういう名前が付いたのでしょうか。

 この菜は今年はじめて作りました。これから実がなれば、種にできます。それを取って来年また作るつもりでいます。

 

 こっちでも、大きな葉が次々落ちて花が咲き、その花も散りかげんで実をつけようとしています。こちらは種を取るつもりかどうか分かりません。

 世代交代の時期です。

 

 裏山は木も若葉をつけ、いよいよこれから茂り始めるところです。今は散策したくなる風景ですが、夏はジャングルのようになってしまいます。蜂が巣を食う可能性があるので草刈りも出来ず、それがちょっと残念です。

 

 どうだん


     菜の花の中に城あり郡山      許六

      廃 句

         晴れては崩れ降っては晴れ
         いいことも悪いこともありこの世かな
         晴天の霹靂ってこともある油断すな
         鯉のぼり崩れし甍の波の上
         塀くずれ隣の音が良く聞こえ

         
         


午後はあめ

2011年05月03日 | Weblog


 この連休の間に、何とか田植えをしてしまおうというサラリーマン兼業の人たちで田んぼは賑わっています。トラクターから田植え機の往来に変わりました。

 兼業ばかりになってしまいました。農業だけでやっていくことが出来なくなったということでしょうね。農政は no政 と昔から言われてきました。これから食べ物が足りなくなるというのに、まだ政治家は本気で考えていない。大変だ。

 

 専業農家の畑です。次に何をつくるのか。歩きながら毎日眺めています。いつ 「 もう何も作らないよ。年だからね。息子はサラリーマンさ。 」 ということになってしまうのか。

 

 保育園は連休中は休みです。乳児から預かっていますから、全員が滑り台で遊べるわけではありません。蒸気機関車の形をしています。昇り口はいろいろ。はしご、ロッククライミング、それにネット。楽しいですね。

 今日は午後も遅くなってから雨になってきました。

 

 原木はボロボロになってきたのですが、シイタケが少しできました。

 

 タラの芽、たけのこの季節のものと併せて天ぷらにしてもらいました。 一度芽を取ったタラの木はもう取ってはいけません。枯れますからね。

 


     ほろほろと山吹ちるか滝の音        芭蕉


        このごろは黄色い霞出でにけり
        春霞追いやり居座る黄砂かな
        この雨が黄砂を叩き落とし去れ
        雨の午後静かにピアノ聞いており
        あまがえる遠く近くでものを言い
        


刺身と苗

2011年05月02日 | Weblog


 家の裏に林があると良いななんてうらやましがられたりします。椎の木ですね。裏山椎、なんちゃって、字が違う。でも、管理するのはけっこう大変なんです。極めて寒い時期に大汗をかいて何カ月もかかって草刈りや枝払い、刈ったものの小枝にピシッと鞭打たれたりしながら運び出したりするなど、やりようによっては仕事がいくらでもあります。

 さて、今日はちょっと苗を買いに行きました。なにせ、地震があったりして、今年はさっぱり種まきなどやる気がしませんでしたからね。毎年そうじゃないかなんて言われるとホントですけど。

 ホームセンターに先日見に行ったのですが、人出が足りないせいか、水やりなどが不十分ですし、売る量もかなりあるとみえて、それなりに粗雑な感じがしたものですから。 それで、自分の処で種をまいて育てた苗を売っているところに行きました。店の主がいて、いろいろと教えてくれました。たとえばオクラの苗というのは植え替えてはダメだとか。

 

 その前に、大洗を回ってちょいと腹ごしらえをしました。大洗磯前神社(おおあらいいそざきじんじゃ)の前にある旅館をやっているレストランに行きました。

  

 昔からの老舗の旅館です。磯料理ですね。刺身とはまぐりの塩焼きです。さすが、そのへんのレストランと違って魚がとても良いです。

 同じような店が数多くあります。ここではやっていませんでしたが、中には焼き魚などをやっているところもあると思います。また行こうっと。

 

 神社の鳥居が磯の岩の上に立っています。朝日が出てきたところをこの鳥居越しに撮った写真はすばらしいです。

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 さてその、じゃどうしてポットに四本も苗が出てるんだと聞くと、普通は二粒撒くのだそうで、せっかくなので四粒にしたんだとか。要らなければ二本は切り取ってくれという。自分の処で育てて売っているので、値段は二本でも同じだが、四本育てたければそれぞれ広げて離しながら育てたらいいだろうと言っていました。なるほど、要するに二本分はサービスということらしい。

 

 ネギです。頭を切って植えるのだとか。昨年種をまいたもの、つまり年越しの苗はネギ坊主ができるそうです。今年の苗はハウスに蒔いて苗にするとか。店の主が教えてくれました。聞いていた人はみんな、なーるほどと満面笑顔。

 これはそこで買ってきた苗ではありませんけど。

 


    廃 句

      朝寝坊枝でうぐいすモーオキロ
      別なのが声も高らかコッカイギジドー     なんか音が二つくらい多い
      魚食べそのあと畑で大仕事
      これでまあ放射線さえなければなあ     
      こんなこと早く終息願いたし           多い地域は本当に気の毒