発電所は事故るわ携帯は通じないわ、我が国の生命線はどれだけ弱体化しているのかと不安になりますね。

　奈良市の今朝の最低気温は２４．９℃、昼の最高気温は３５．９℃、五條市の今朝の最低気温は２１．７℃、昼の最高気温は３６℃でした。今日も朝からよく晴れて暑い１日でしたが、１４時ころからうちから南の大淀町あたりで積乱雲が発達して豪雨が降り出し、徐々に雨の範囲が広がって、隣の明日香村までは雨が届いたようですが、こちらはゴロゴロと不気味に唸る雷の音と妙に涼し気な風だけで、雨は降らずじまいでした。その後、１６時ころに再び先ほどと同じあたりで雨が降り始めて、これはこちらまで届きました。ただ、あまり強い雨ではないですし短時間しか降らなかったためかその後はやたら蒸し暑く、かえって過ごしにくくなってしまいました。明日は曇で午後から雨の模様。来週半ばに台風４号が来る見込みも入れて、来週１週間梅雨再び、という天気になるようですが、四国の早明浦ダムには起死回生の雨となるかどうか。

　さて、昨日大丈夫かな？　と危惧していたら福島と千葉で火力発電所での事故が相次ぎ発電機の一部が停止とか、いくらなんでも早すぎるだろうという緊急事態には驚きました。選挙までたった１週間も持たないなんて、まるで岸田政権を倒そうという何かの意思でも働いているかの如きタイミングに思えます。幸か不幸か土曜日は必要電力量が少なめで大勢に影響はなかったようですが、今後もまだまだ予断を許さない綱渡り状態は続飾るを得ないでしょう。
　とそうこう思っていたら今度は携帯大手のａｕで大規模な通信障害発生とは。音声通話サービス用の装置の故障によるものとと発表がありましたが、そういう重要なシステムには万一のバックアップのためのサブシステムとか無かったんでしょうか？　
　最近特に感じるのは、その手の安全・安定確保のための冗長性を「無駄」と削り込んできた弊害が、社会のあらゆるところで次々と吹き出しているんじゃなかろうか、ということです。そのくせ、問題発生時に機動的・弾力的に柔軟な体制で機敏に反応して対策を打てないために、解決までやたら時間がかかり、結局その手間と損失を考えると、早めに少し余裕を見て「こんなこともあろうかと」準備をしておいた方が安上がりだった、というような事になってやしないかと思います。岸田総理も新しい資本主義とやらを掲げるのならば、そろそろ社会全体にゆとりと余裕をある程度許容してピンチに強い体制づくりに取り組んで欲しいと思います。