久しぶりに知床半島観光船事故の原因調査に関する続報がありました。

　奈良市の今朝の最低気温は２３．２℃、昼の最高気温は３１．２℃、五條市の今朝の最低気温は２１．４℃、昼の最高気温は３０．１℃でした。今日は朝のうちに何度かに分けて驟雨のような雨が降り、その後もしばらく曇り空が続きました。日が出だしたのは午後も大分経ってから、１５時前くらいのことで、結局気温は上がらないまま、夜を迎えました。明日は夏日の青空が広がりそうですが、南方海上の熱帯低気圧の北上が早く、昨日より１日早まって、火曜日の予報が雨になっています。なにかやるなら明日のうち、ですね。

　さて、随分久しぶりに知床半島沖観光船沈没事故の続報が出てました。現在件の観光船は、引き揚げ後第１管区海上保安本部で事故原因の見聞が行われているそうですが、船内の床に割れた窓ガラスの破片が散乱していたとのこと。事故当時は高さ３ｍになる高波が打ち寄せていたこともあり、捜査側は、高波が船体を直撃して窓ガラスを破って海水が船内に侵入、沈没につながった可能性がある、という事故シナリオを想定しているのだそうです。
　まあ窓ガラスが散らばっていたからといって即波が窓ガラスを割った、そこから海水が侵入して沈没した、とするのは早計な気がします。沈没を起こす浸水の原因は別にあって、その浸水で喫水が下がったところに波がぶつかってきたのかもしれませんし、事態に慌てた乗客が誤って割ってしまったとか、考えるだけなら原因はもっといろいろありうると思われます。今回は海保の発表ということでそのまま報道に載せたのだと思いますが、今ひとつ軽率な感は否めません。ただ、散発的に事故被害者とみられる漂着遺体が見つかるほかはろくに情報も出なくなった観光船事故について、こうして続報が出たのは良いことだと思います。安倍元総理のテロ事件や国葬とか新型コロナ第７波とか色々増えている中ですが、地道に報道を続ける努力を今後も行って欲しいものです。