鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

お金が改革につながるの?

2010年02月25日 18時51分56秒 | Weblog
議会と市民の関係が、これまでの形から変わることが、大きな力と流れになると考えています。つまりは議会改革なのですが、必要性は非常に高くなっていると思います。

しかし、議会改革と言っても、いわゆるお金に関係することからではなく、議会としての仕事の見直しに重点を置いて取り組み、その後、お金関係についての精査に入るべきと思います。

と夜中に書いていたら、今日の各派代表者会議で、費用弁償があるのは鈴鹿市だけになったことから、費用弁償の廃止か実費支給かを検討してほしいと、各会派に伝えてほしいということになり、そのことが伝わってきました。

前にも書いたのですが、議会改革特別委員会があるというのに、なぜ各派代表者会議で話がでるのか、また各種会議の活性化ということで議論をしている中、その点の議論もなく、このような形で話があることに疑問を持ちます。
それが今のルールだから仕方ないとするのは簡単です。しかし、議会改革を進めているのであれば、特別委員会での議論も取り入れるべきだと思いますがいかがでしょうか。

議会の、議員の仕事を、会議への参加などに限定して考え、交通費などについてそれだけへの支給と考え、削減を論じるということは、より積極的な議員活動、議会活動を行うことと相反することにつながりはしないかと思います。

また、会議への参加だけについてを、議員の仕事と狭めて解釈すれば、それ以外のところでの活動については、自腹で行うということになり、活動すればするほど費用がかさんで行くということになると思います。

このような点を、今の議員からの視点だけではなく、これから政治へと目指す世代のことも考えながら議論することが大切ではないかと思います。趣味や道楽で議員をする人はいないでしょうし、ボランティアという言葉で安易にまとめるのもどうかと思います。

ともかく、費用弁償を単純に減らせとか、周りの市町の動向を気にしたり、感情的な議論で話しあううちは、議会がよい方向に向いていかないのではないかと思います。
お金に関係することについて「削減できなくて議会改革ができるわけがない」ではなくて、根本となる「市民にとっての議会とは」や「議会のできることを広げる」という考えをしっかり議論したうえで、お金についてのことを議論できなければ、議会改革が進まないと思います。

名古屋市議会が議決案件に市の中期計画も加えたというニュースを見て、議会改革の大切さをあらためて感じました。



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